立ち呑み日記・「富士屋本店」 [食前酒]

「富士屋本店」で、学生時代の仲間たちの集まりの0次会をすることになりました。

肝煎(きもいり)は1年後輩のサオリちゃん。万事手際が良くお酒ののみっぷりもいいサオリちゃんがお気に入りのオシャレな立ち呑み屋だそう。

「行きます行きまーす」
と、ワタシもふたつ返事で名乗り上げ、タキくん、キョウコちゃん、それに肝煎サオリちゃんが0次会から参加です。

肝煎サオリちゃんからの行き方の説明はこうです。

渋谷の西口バス乗り場から左斜め方向に歩道橋を渡り、Key 楽器を左に見て坂を桜丘方面に少し上ります。狭いカウンターのお寿司やさんを通り過ぎてすぐ左側、小さい看板のみが見えてお店は左ややマイナス方向にあります・・

「富士屋本店は大好きだけどすごくディープな店だよ」
と、しかし早々にタキくん、および0次会は欠席のカンダくんからもメールが届きました。
「女性向けではないかも」

富士屋本店といえばオヤジ天下で女性は身の置き所なく感じるかも、と、こう言うんです。なにより、コの字のカウンターがあるのみで立錐の余地ないなか身を斜めにして呑み食べするので、全員横並びになる。

身の置き所はあれとしても、「家族ゲーム」でもあるまいし四名横並びでは会話がはずみづらいですが、サオリちゃんお気に入りというし、なに、なんとかなりましょう。タキくんと駅前で待ち合わせると、勝手知ったる感じに連れて行ってくれました。

続いてキョウコちゃんが到着。

キョウコちゃんは道に迷い、通りがかりのサラリーマンに
「富士屋本・・」
と言いかけただけで、すぐさま地下のこの店を示してくれたそうな。

コの字カウンターはすでにいっぱいで、新たなお客さんが入って来るたびに、
「詰めてくださーい」
と、身を寄せて満員通勤電車状態です。

このなかで、アルミの灰皿を会計皿代わりに千円札なりを置いておき、飲み物やおつまみをたのむとすぐさまそこから精算されていきます。

われわれも、瓶ビールに枝豆、もろきゅう、ハムカツなどをとりました。ことにハムカツは懐かしい味で、とおってもよかっです・・

・・とここで肝煎サオリちゃんからメール。
「到着遅れてるんですか?」

イイエ、もう店でホッピーあけてるわよ、と、返信すると、サオリちゃんから
「エ? 富士屋本店はワインバーですよ」

電話でやりとりするうちに状況がわかって来ました。「富士屋本店」は渋谷のこの界隈に何軒もあったんです。

肝煎サオリちゃんが常連の「富士屋本店」はワインの立ち呑みで、サオリちゃんはホッピーのほうには通じていないようでした。

それでもおっとりがたなでここまで迎えに来てくれました。

「ワタシが送った行き方の説明をちゃんと読まないからです」
と、肝煎サオリちゃんのくさすこと。

「でも渋谷で富士屋本店といったらあの店だよふつう」
と、一歩も譲らないタキくん。

サオリちゃんおすすめの「富士屋本店」へ改めて向かうと、途中にショットバーの「富士屋本店」までもありました。

「富士屋本店」の関係者のみなみなさま、今後、できますれば番号でいいので区別していただけませんでしょうか。


P1020383.JPG
浅草花やしきに行きました。

前菜は、笹かまぼことトマトのサラダ、さつま揚げ、山葵漬け、
主菜は、樺太ししゃも、いんげん塩茹で、ポテトサラダ、揚げだし豆腐


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コメント 2

式守錦太夫

本当の「富士屋本店」さんに行っちゃったんですか(笑)
たしかにあそこは、シャレオツ感ゼロですよ~。
お店の行き方よりも、どんなお店なのかという情報が欲しかったですねえ。
ホッピーとワインバーでは、雲泥の差ですもの・・。
by 式守錦太夫 (2014-07-10 01:18) 

ぐちぐち

でも、いずれの店もとても気に入りました。また行きたいです。
by ぐちぐち (2014-07-10 11:04) 

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