立ち呑み日記・とりあえず生 [食前酒]

友人たちとのたのしいたのしい宴を目前にひかえた、午後6時。

約束の時間より早く着いたので、予約が入っている居酒屋の隣りのタリーズコーヒーに入りました。

タリーズコーヒーに入るのは、初めてです。

都内のどこでも、以前ならぐるっと目をやれば、「オアシス」なんて店名で個人経営の喫茶店が一軒や二軒、すぐさま見つかったものですが、絶滅してしまいましたネ。

♪紅茶のおいしい喫茶店~・・は、昭和時代の遺物になってしまいました。

そこで大手チェーンのカフェとあいなるわけで、アメリカでタリーズコーヒーは好敵手スターバックスに隣接開店する作戦で発展してきたので、タリーズコーヒーに行きたければ
「まずスターバックスをさがせ」
などと言われているそうです。

さて何をたのみましょうか。ナントカのひとつおぼえのアイスカフェラテかなあ、と、メニューを目で追いながら、あれ、と思ったんですが・・

Sって、smallのSではなく、short、なんですネ。MにあたるのはTだそうで、ハテこれは何の略なのか。

「お決まりですか」
と、にこやかに応対してくださる店員さんにおしえを乞おうか迷いましたが、背後に行列もできていることだし、まあやめときます。

あとで知りましたが、TallのT、だそうです。

これから、とりあえず生から始まるたのししいたのしい宴なのでお腹ドブドブにするのはしのびなく、アイスカフェラテのショートを、「おねがいします」・・

・・と、注文したそばからカフェイン抜きホットコーヒーがあることがわかり、急きょ変更してそのショートをたのみます。

「かしこまりました」

当店のマグカップに淹れてよろしかったでしょうか、とも訊かれたので、よろしかった旨しかと伝えます。

コーヒーは、♪紅茶の美味しい喫茶店~でよく見なれた、円筒型のガラスポットで出て来ました。昭和の時代は紅茶の茶葉を上からグーッと押しつけて淹れたものですが、同様のしくみでコーヒーが入っています。

うまい具合にテラスに席がとれ、やれやれ。本日東京地方はひッどい雷の集中豪雨で、夕刻の今も天気は安定しません。

目の前を、仕事帰りの善男善女の傘が駅に向かってゾロゾロ通って行きます。

ひとしきり通り過ぎて、界隈で働くひとの全員がもう帰ったのかナ、と、思うころにまた傘の集団がまとまってゾロゾロ、ゾロゾロ。

「ぼくはもうひと仕事してから帰ります」
という青年の声が、隣りのテーブルから聞こえて来ました。

「きみひとり暮らし?」
と、その向かいの席で、上司とおぼしきアラフィーの男性。
「すぐ家に帰らないための理由探してない?」

そういう日々がワタシにもあったなあ、あのころはバブルだったから、もうひと仕事どころかふた仕事もあって、終電後のタクシーの領収書切り放題だったなあ・・

「あれずいぶん早く着いたね」
と、そこへ友人の一人が通りかかったので、宴の開始時間にはまだ少々早いんですが先に店に入って、とりあえず生を二人で先にはじめてみんなの到着を待つことにしました。

写真が間に合いませんでした。ごめんなさい。あとで入れます。

前菜は、メロン、トマトサラダ
主菜は、ちらし寿司、オクラの煮びたし

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