立ち呑み日記・冷凍マンモス [おでかけ]

優待クーポンが新聞についてた都合上、マンモスのYUKAちゃんを見にいきました。ただ今横浜みなとみらいで開かれている特別展覧会です。

2010年、シベリアの永久凍土から3万9000年前に死んだ時ほぼそのままの完全な姿で発掘された雌マンモスがロシア連邦から冷凍ケースで運ばれて展示、といいますから、いやがおうでも期待が高まります。

マンモスうれピー、テナ心境に、いちおうなりました。

それにしても冷凍ってスゴイものですネ。ホラよく冷凍庫でも賞味期限が3年9か月も前に切れている納豆なんかが完全な形で発掘されたりしますが、ひとたび冷凍となったら3年9か月も3万9000年も同じってことではないでしょうか。

マンモスは寿命60年の間に歯が5回だか生えかわり、今ある歯のすり切れ具合で年齢が推定できるのだそうです。YUKAちゃんはだいたい10歳だそう。

マンモスといったら、ギャートルズなど絵ではおなじみでも、本物は一度も見たことありません。

(早く見たいナ)
と、どきどきしながら入場口を入ります。

が、展覧会のしょっぱなにいきなりどんと冷凍ケースがあるわけでは、ありません。大スターですから、オオトリ。そこまでの道すがらにさまざまな小ものの展示が続きます。

(「モナ・リザ」のときとおんなじだナ)
と、ワタシら世代ならすぐさま思い出しますが。

お若い方には何のことか見当もつかないでしょうが、1970年代前半に、パリのルーヴル美術館から大スター「モナ・リザ」をメインとした絵画展がやって来てたいへんなたいへんな、もひとつたいへんな人気を博したんです。

「モナ・リザ」「モナ・リザ」と、熱にうかされたように大行列となり、大スターは展示のいっとう最後、立ち止ること許されず、歩きながら一、二秒のみの鑑賞となりました。

あの時と比べたら、平日の午前中ということもあったでしょうがおどろくほどすいていて、イヤホンガイドを聞きながらゆーっくり見学をすすめることができました。

2010年の、発掘の様子もビデオで見られます。

夏、永久凍土が崩れ落ちたところから牙を含むYUKAちゃんの半身が露わになっているのが発見され、崖伝いに行ってシャベルをがつんとふりおろし、発掘開始。

「ずいぶんザツな発掘のしかたねえ」
と、ワタシの横で男の子の手をひいて画面を見ていたお若いオカーサンが率直な感想をお述べになりました。

ワタシもまた、YUKAちゃんの毛むくじゃらの半身が水中にどさりと落っこちたところで、「あ」と、思わず声が出ちゃいました。

YUKAちゃんの亡骸は保存がたいへんよく、脳みそもそっくりそのまま冷凍になっていたそうで、マンモスの生態の解明にとても大きな一歩を踏み出したそうです。

さていよいよ、冷凍ケース。

やっぱり3万9000年も3年9か月もおんなじだナ、と、いうほどに生き生きと(というのもヘンですが)しています。

今年は園山俊二没後20周年だそうで「ギャートルズ」の原画も展示され、すみからすみまで興味深い展覧会でした。


P1010166.JPG
横浜みなとみらいって、子どものころ空想した未来都市みたいです。

前菜は、トマトサラダ
主菜は、ほっけの干物、ブロッコリー塩茹で、焼きうどん

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