立ち呑み日記・お化け屋敷 [おでかけ]
よみうりランドの無料入場券を新聞屋さんからありがたく頂戴し、勇躍出かけました。
すると季節がら、お化け屋敷があった。
みなさんコワいのお好きですか? ワタシは子どものころは大大大の大好きでした。『小学なん年生』なんかの付録に「妖怪図鑑があれば隅から隅まで熟読し、のっぺらぼうだ、から傘お化けだ、ろくろっ首だとそらんじていたほど。
あのころ夏休みには毎年青森のおばあちゃんの家に行き、夜、仏壇の前を通ってお便所に行くのが怖くてたまらなかったなあ・・・テナあれこれを思い出し、炎天下、いかにも陰気な日本家屋前の行列に加わります。
無音屋(むくろや)「失鈴(しつりん)の音」。どうです、名前だけでもうゾクリとくるではありませんか。
よくしたもので、炎天の行列のために「お好きにお使いください」と、日傘が準備されていて、天日干しになることはまぬがれました。
無音屋(むくろや)は働き者の女将さんが切り盛りする旅館だったところ、かわいがっていた猫が何者かに殺され、同時に、猫の首につけた先祖伝来の銀の鈴が盗まれたことで女将さんは正気を失い、死に至ってしまう。以来、無音屋には不気味なもののけが横行している・・
・・と、いう看板の説明をまず、日傘さしてよく読みます。
「意味わかった?」
半分フランス人の8歳と10歳に問えば
「ウン、ひらがなは全部読めた」
だからね、と、噛んで含むように説明し直しましたが、これコワい話というよりむしろ悲しい話ですよね。
子どものころはあれほどゾクゾクしたお化け話、大人になった今となってはちっともコワくありません。お化けなんかより、衝動殺人だの強盗だの原発事故だののほうが何倍も、何千倍も、コワい。
そこで汗ふきふき、入り口に立つ係りのおねえさんの前解説を冷静沈着に聞いて、館内に隠された鈴を見つけて三度振る旨、しっかり頭にたたきこみました。
猫の掛け軸の周辺を重点的に探すべし、とのこと。
こうして薄暗い日本家屋に足を踏み入れたんですが、あらまあなつかしい、青森のおばあちゃんチみたい。床の間があり、蜘蛛の巣が張った布団部屋があり、かまどのある厨(くりや)なんかも、ある。
もっとよく見せてーッ、と、薄暗いなか顔をよーく近づけてのぞきこむと、布団が不意にゴトゴト動いたり、します。
「ギャーッ」と、二匹にしがみつかれるし、そんなに急にゴトゴトされては落ち着かないのが玉に疵(きず)です。
冷房がきいてなかなか快適、いよいよ猫の掛け軸があらわれました。すると見計らったように、お賽銭箱みたいなところから銀色の鈴が、コロリ。
シャン、シャン、シャン、と、約束通り三振りします。
「鈴返せ―ッ」
と、クライマックス、白装束にお面の女将の亡霊がこちらへ突進してきた。
暑い中アルバイトごくろうさまです、という心境とはうらはら、「キャーッ」と、オカーサン(ワタシです)は頭のてっぺんから耳をつんざく悲鳴が出ました(おかげでスッキリ汗がひきました)。
昨日の東京地方はひどい雷とにわか雨でした。
前菜は、冷し中華風サラダ、枝豆
主菜は、ジンギスカン、じゃがいもソテー、ほっけの干物
すると季節がら、お化け屋敷があった。
みなさんコワいのお好きですか? ワタシは子どものころは大大大の大好きでした。『小学なん年生』なんかの付録に「妖怪図鑑があれば隅から隅まで熟読し、のっぺらぼうだ、から傘お化けだ、ろくろっ首だとそらんじていたほど。
あのころ夏休みには毎年青森のおばあちゃんの家に行き、夜、仏壇の前を通ってお便所に行くのが怖くてたまらなかったなあ・・・テナあれこれを思い出し、炎天下、いかにも陰気な日本家屋前の行列に加わります。
無音屋(むくろや)「失鈴(しつりん)の音」。どうです、名前だけでもうゾクリとくるではありませんか。
よくしたもので、炎天の行列のために「お好きにお使いください」と、日傘が準備されていて、天日干しになることはまぬがれました。
無音屋(むくろや)は働き者の女将さんが切り盛りする旅館だったところ、かわいがっていた猫が何者かに殺され、同時に、猫の首につけた先祖伝来の銀の鈴が盗まれたことで女将さんは正気を失い、死に至ってしまう。以来、無音屋には不気味なもののけが横行している・・
・・と、いう看板の説明をまず、日傘さしてよく読みます。
「意味わかった?」
半分フランス人の8歳と10歳に問えば
「ウン、ひらがなは全部読めた」
だからね、と、噛んで含むように説明し直しましたが、これコワい話というよりむしろ悲しい話ですよね。
子どものころはあれほどゾクゾクしたお化け話、大人になった今となってはちっともコワくありません。お化けなんかより、衝動殺人だの強盗だの原発事故だののほうが何倍も、何千倍も、コワい。
そこで汗ふきふき、入り口に立つ係りのおねえさんの前解説を冷静沈着に聞いて、館内に隠された鈴を見つけて三度振る旨、しっかり頭にたたきこみました。
猫の掛け軸の周辺を重点的に探すべし、とのこと。
こうして薄暗い日本家屋に足を踏み入れたんですが、あらまあなつかしい、青森のおばあちゃんチみたい。床の間があり、蜘蛛の巣が張った布団部屋があり、かまどのある厨(くりや)なんかも、ある。
もっとよく見せてーッ、と、薄暗いなか顔をよーく近づけてのぞきこむと、布団が不意にゴトゴト動いたり、します。
「ギャーッ」と、二匹にしがみつかれるし、そんなに急にゴトゴトされては落ち着かないのが玉に疵(きず)です。
冷房がきいてなかなか快適、いよいよ猫の掛け軸があらわれました。すると見計らったように、お賽銭箱みたいなところから銀色の鈴が、コロリ。
シャン、シャン、シャン、と、約束通り三振りします。
「鈴返せ―ッ」
と、クライマックス、白装束にお面の女将の亡霊がこちらへ突進してきた。
暑い中アルバイトごくろうさまです、という心境とはうらはら、「キャーッ」と、オカーサン(ワタシです)は頭のてっぺんから耳をつんざく悲鳴が出ました(おかげでスッキリ汗がひきました)。
昨日の東京地方はひどい雷とにわか雨でした。
前菜は、冷し中華風サラダ、枝豆
主菜は、ジンギスカン、じゃがいもソテー、ほっけの干物
2013-07-24 09:59
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そうだったんですか
by かどくらきょうじ (2014-02-22 09:06)
ハイ
by ぐちぐち (2014-02-22 18:10)