立ち呑み日記・ジム通い [女子]

スポーツジムに登録してマシンを使ったフィットネスを
「やってみたい、やってみたい、やってみたい」
と、14歳のムスメ。

なかよし女子三人組でジム通いするつもりだから、ついては健康診断書が必要だからかりつけのお医者さんを
「一刻も早く予約して」
と、やたらエバって命令してきます。

ちょっと待ったーッ、
と、はやるムスメを戒(いまし)めましたね。

「スポーツジムはタダではありませんよ」

第一どこにあるのか、こういうことに疎いオカーサン(ワタシです)には見当もつきません。パリの高級住宅地16区には「KEN CLUB」という有名な高級スポーツクラブがありますが。

「KEN CLUB」では各界の有名人が社交に華を咲かせつつ体力増進に励んでいるそうです。

「としよりの有名人なんか興味なし」
と、にべもないムスメ。「ユーチューバーなら会ってもいいけど」

ムスメがインターネットで見つけたという全国展開のジムはうちから地下鉄でふた駅なので、
「地下鉄の定期券も買って」

ならその玄関先まで走って行って即座に往復したらジム代わり、地下鉄定期券だって必要無いじゃないの。

「マシンでの筋肉づくりがカッコいいのッ」
と、ムスメは食い下がります。

気持ちはまあ、わからないでもないです。

アメリカ製テレビドラマなどではよくスポーツクラブが舞台になり、スレンダー美女がマシンでそれはもうカッコよくやってますからね。

だからといって14歳の子どもにジム通いなど必要でしょうか。

名案が浮かびました。大きな公園には、フィットネスの機械と同じような遊具があるんです。そこまで走って行って遊具で十二分に身体を動かし、再びジョギングで帰って来る。

どうです、週3回もやったら相当な筋力増進、しかも無料です。

「そんなのモチベーションが上がりやしない」
と、反抗期のトゲトゲした声をあげるムスメ。
「月たった15ユーロ(約1800円)なんだしいいじゃないよ」

たった15ユーロ(約1800円)、ですとッ。年間にすればふくれあがり、なにより物価高の折、15ユーロぽっきりで済むはずなどないです。

ホラ、携帯電話だって、スマホ1台なんとたったの何百円円! なんて謳(うた)っている契約にはたいてい何年にもわたるシバリがあるものです。

ムスメが示したホームページをよく読んでみると案の定、まず当然ながら入会費が要る。その上で、12か月分一括払いかつ平日午前中および午後14時から17時までの時間帯のみ使用というなら、確かに15ユーロです。

ただし
と、ここに小さい字で注。

不動産賃料高騰により、パリ市内の支店の場合5ユーロ(約800円)増しになります。

学校が退けてから行ける時間帯だと、12か月一括払いで月額25ユーロの300ユーロ(約5万円)、月々支払いでは27ユーロかける12か月で計324ユーロ。

他社と比較してみたらでもここが一番安いようでした。

とはいえ、わがムスメのこと、当初はめずらしがっても飽きて早々に足が遠のくのは自明の理、2か月もつかもあやしい。

三人組のオカーサンがたも我が子をそうふんだようでお財布が開かれる気配はなく、このハナシは沙汰やみとなりました。


P1000569.JPG
19時、晩ごはん用のパンを買いに出てパチリ。すっかり冬の空気のニオイになりました。

前菜は、鶏出汁野菜ポタージュ
主菜は、骨をはずした鶏ローストとじゃがいもロースト(以上前夜の残り)に刻み玉ねぎをたっぷり入れた赤ワイン煮、いんげん塩茹で



nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。