立ち呑み日記・キッシュ嫌い? [晩ごはん]
「ホームパーティーが急にキャンセルになっちゃったから」
と、晩ごはん直前に、食通の親戚が、それと名の知れた仕出し屋の大きなキッシュを丸ごと届けてくれました。
「あら自分のぶんは?」
と、聞けば、肩をすくめて
「キッシュで腹ふくらませてもねえ」
あれは立食パーティーのハラの足し用食べ物、
とさえ、言い切ります。
食通のこの発言には否もなく、フランスの小学校や幼稚園では学年末文化祭のような行事というと、
偶数学年が軽食になるタルト(すなわちキッシュ)、
奇数学年がデザートになる甘いタルト、
というように分担して各家庭で焼いて供出し、校庭で立食パーティーとなるのがならわしなんですヨ。
で、ひとくち大に包丁を入れたところをみんなでどんどんつまんでいく。
「グミばっかりでなくキッシュもちゃんとお食べなさいッ」
と、立食ビュッフェのお菓子の紙皿からここぞとばかり好き放題にアゴ動かしているわが子に、どの親もピシャリと言います。
時分どきの学校行事、ちゃんとオナカイッパイにしといてもらわないと、家に何にも用意してないところで帰るなり
「おなかすいた、ゴハン食べてない」
などと言い出されても、困る。
親もまた、本日は解禁とばかりついつまみますね。
キッシュは口当たり軽くつい食がすすんでしまうけどその実バターとクリームごーってりの高カロリーなので日ごろは手を出すのをためらっているところ、
「マ、今日のところはヨシとしちゃおう」、
ト、なるわけです。
キッシュほど、好きかそうでもないかハッキリしない食べ物って、そうないんじゃないでしょうか。
美味しいか不味いかで好きと嫌いに分かれるわけではありませんゾ。味を別にした好き嫌いが、キッシュにだけはあるんです。
現に食通の親戚だって、味には太鼓判を押しながら、手を出さない。
検索して知ったんですが、関西地方のテレビ深夜番組で、
「女性は好むが男性は嫌う料理ワースト10」
という特集があり、堂々のワースト1がなんと、「キッシュ」だそうです。
その理由は、デザートみたいだがそうでもない、オナカイッパイになったのかそうでもないんだかハッキリしない、など、万事あいまいなところにあるようです。
あいまいどころか、ひとたび食べ出すと際限なくお腹に入り、ふと気づいた時にはガツンとオナカイッパイになっていて、ただ今摂取してしまったカロリーいかほどなるか・・と、後悔にうちふるえる、みごとにハッキリした食べ物なんですが。
わが身をかんがみれば、たまさかに外で一人お昼を食べる、なんていう時に、のぞきこんだカフェの本日のメニューの立て看板に「キッシュ」とあると、
(なーんだ)
と、通りすぎちゃう。
なぜというに、食通の親戚に同じく、どうせならキッシュ以外のものでオナカイッパイにしたい。味は大好きなんですがねえ・・
うちの家族一同もまた、キッシュと聞いて小躍りするほうではありません。
そういうわけで、今宵の主菜は微妙な登場とあいなりましたが、さすが名仕出し屋、とおってもヨロシく、あっという間に胃袋へ消えました。
地球温暖化に関する会議がパリで開かれ、そのイベントとして温暖化の影響でとけているというグリーンランドの巨大な氷がパリ・パンテオンの前に陳列されています。この秋冬は例外的に暖かいので、もう何日かたってずいぶんとけてしまいました。はっ。これが温暖化・・
前菜は、ニンジン千切りサラダ
主菜は、サーモンのキッシュ、いんげん塩茹で、グリーンサラダ、鶏ローストの残り
と、晩ごはん直前に、食通の親戚が、それと名の知れた仕出し屋の大きなキッシュを丸ごと届けてくれました。
「あら自分のぶんは?」
と、聞けば、肩をすくめて
「キッシュで腹ふくらませてもねえ」
あれは立食パーティーのハラの足し用食べ物、
とさえ、言い切ります。
食通のこの発言には否もなく、フランスの小学校や幼稚園では学年末文化祭のような行事というと、
偶数学年が軽食になるタルト(すなわちキッシュ)、
奇数学年がデザートになる甘いタルト、
というように分担して各家庭で焼いて供出し、校庭で立食パーティーとなるのがならわしなんですヨ。
で、ひとくち大に包丁を入れたところをみんなでどんどんつまんでいく。
「グミばっかりでなくキッシュもちゃんとお食べなさいッ」
と、立食ビュッフェのお菓子の紙皿からここぞとばかり好き放題にアゴ動かしているわが子に、どの親もピシャリと言います。
時分どきの学校行事、ちゃんとオナカイッパイにしといてもらわないと、家に何にも用意してないところで帰るなり
「おなかすいた、ゴハン食べてない」
などと言い出されても、困る。
親もまた、本日は解禁とばかりついつまみますね。
キッシュは口当たり軽くつい食がすすんでしまうけどその実バターとクリームごーってりの高カロリーなので日ごろは手を出すのをためらっているところ、
「マ、今日のところはヨシとしちゃおう」、
ト、なるわけです。
キッシュほど、好きかそうでもないかハッキリしない食べ物って、そうないんじゃないでしょうか。
美味しいか不味いかで好きと嫌いに分かれるわけではありませんゾ。味を別にした好き嫌いが、キッシュにだけはあるんです。
現に食通の親戚だって、味には太鼓判を押しながら、手を出さない。
検索して知ったんですが、関西地方のテレビ深夜番組で、
「女性は好むが男性は嫌う料理ワースト10」
という特集があり、堂々のワースト1がなんと、「キッシュ」だそうです。
その理由は、デザートみたいだがそうでもない、オナカイッパイになったのかそうでもないんだかハッキリしない、など、万事あいまいなところにあるようです。
あいまいどころか、ひとたび食べ出すと際限なくお腹に入り、ふと気づいた時にはガツンとオナカイッパイになっていて、ただ今摂取してしまったカロリーいかほどなるか・・と、後悔にうちふるえる、みごとにハッキリした食べ物なんですが。
わが身をかんがみれば、たまさかに外で一人お昼を食べる、なんていう時に、のぞきこんだカフェの本日のメニューの立て看板に「キッシュ」とあると、
(なーんだ)
と、通りすぎちゃう。
なぜというに、食通の親戚に同じく、どうせならキッシュ以外のものでオナカイッパイにしたい。味は大好きなんですがねえ・・
うちの家族一同もまた、キッシュと聞いて小躍りするほうではありません。
そういうわけで、今宵の主菜は微妙な登場とあいなりましたが、さすが名仕出し屋、とおってもヨロシく、あっという間に胃袋へ消えました。
地球温暖化に関する会議がパリで開かれ、そのイベントとして温暖化の影響でとけているというグリーンランドの巨大な氷がパリ・パンテオンの前に陳列されています。この秋冬は例外的に暖かいので、もう何日かたってずいぶんとけてしまいました。はっ。これが温暖化・・
前菜は、ニンジン千切りサラダ
主菜は、サーモンのキッシュ、いんげん塩茹で、グリーンサラダ、鶏ローストの残り
2015-12-12 08:22
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