立ち呑み日記・イケアの家具 [困った!]

イケアの、寝室用小タンスが届きました。

正確には、届いたのは自分で組み立てるキットです。縦長の物入れで、引き出しが6つ。これまで使っていたものが(イケアのではないです)壊れて惨澹たる状況だったんです。

みなさん、イケアの家具、組み立てたことあります? ワタシは友人(フランス人女性)の手伝いで経験済みでした。

彼女は理系の研究者で、理詰めにはめっぽう強いものの手作業に縁遠いという女性、そこへ理詰めにも手作業にも縁遠い女性(ワタシです)が加担してどうなるものかとあやぶみましたが、実に難なく完成しました。

このときおしえてもらったのが、
「台所からありったけの小皿を出して来て釘など細かい部品をまず仕分ける」

イケアのキットには、ネジや留め金など細かい部品をまとめた袋が入っているんです。説明書がまたよく出来てるんですヨ、図と指示記号だけで明快。

鼻歌まじりで仕分け、いよいよ組み立てとあいなりました。

まず支えとなるH字型をつくり、そこに土台になる板を載せます。H字の横棒に酷似した別の棒があってやや迷いましたがうまくいき、土台にする四角い板もぴったりはまりました。

次いで、両側に来る長方形の板二枚に、引き出し用のレールを取り付けて行きます。これまた図面を凝視に凝視を重ね、われながら見惚れるほどの出来。

土台板の両脇にねじをはめ込み、いったん床に垂直にして、左右に縦長の板を「コ」の字になるようはめ込みます。

で、「コ」から「凹」へヨッコラショと起こすんですが、逆風が吹き始めたのはここから。

思いのほかの重さで左右の板が自力で立たない。手を放すとグラッとなり、支えのねじのところでバキンと壊れそうになる。

ここで壊れてしまっては一巻の終わり。

安い家具、とはいえ280ユーロ(約4万円)が右から左へドブに投げ捨てたも同然になるわけですからね、様子をのーんびり見に来たオットに必死の形相で手助けを求めます。

オットはしかし、不器用にかけては右に出るものはない男、左右の板を平行に保たせねばならぬところ、
「このほうがかっこよくない?」
と、何の気なしに上部を寄せて三角形に近いカッコにしたりする。

「そ、そんなことしたら折れちゃうでしょうがッ」

ワタシは説明書をにらみ背後に入れる板を差し込みますが、これまたスルスルと入らず。それでもなんとか押し込み、人差し指でつついたら倒れそうながら、自力で立ちました。

倒れる前に、上から板をはめてしまいます。ここですでに青息吐息、でもこれから6つある引き出しを組み立てなければなりません。

座ったままできるからラクチンとふみましたがとォんでもない、ねじをまわすのも20箇所以上もあると相当に力が要りました。

休んで翌日に持ち越したいところながら、古いほうの物入れからぶちまけたTシャツ類がそのへんに山となっている都合上そうもいかず。

晩ごはんの時間も迫っている、という切迫感のなかで、最後は肩で息しながら完成をみました。

その疲労感といったら、次の日に熱が出て寝込んじゃったほどでした。


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世界のユダヤ系家庭ではただ今クリスマス同様のプレゼントのもらえる行事「ハヌカ」の真っ只中です。「スマホったらスマホ」という10歳のムスコに「だめです、他のもの」と、ただ今最前線で攻防中。

前菜は、アボカド、レモンで
主菜は、タラのムニエル、インゲン塩茹で、櫛状に包丁を入れてオーブン焼きにしたじゃがいも(最近日本で流行ってるんですってネ、カタカナのちゃんとした名前もあるはず。北欧のレシピだそうです)


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