立ち呑み日記・韓国ランチ [ランチ]

久々に日本人の友だちとランチすることとなり、電話口で
「韓国料理が食べたいなあ」
と、言ってみたら、快く賛同をもらえました。

今よりずっと若かった、パリに住み始めの頃は日本人仲間とレストランへ行くとなればきまってアジア料理で、卓を囲んで日本語で盛大におしゃべりするのが珠玉のたのしみだったもンです。

が、ここへきて、日本語ピーチクはかわらずとも、必ずしも全員が全員、外でアジア料理を食べたがっているわけではないと気づきました。

なぜというに、外国生活が長くなればそれだけ台所に立つ機会が増えて腕が上がり、醤油ベースなどわれらがソウルフード・アジア料理は日常的に自分で作って食べられるまでになっているから。

「せっかくだし家では食べられないものにしない?」
というわけです。

ただ、ワタシの場合、韓国料理といったら家では食べられないものの部類なんです。心から残念なことにうちの家族は韓国料理の味つけが大のニガテなんですね。

辛いのがダメ。

「辛くない韓国料理だってあるでしょうが」
と、いうお声が聞こえてきたようですが、然(しか)り。

チャプチェなどちっとも辛くなく、醤油と胡麻油のよーくしみこんだむっちり春雨のおいしいことといったら、たまりませんよネ。

「まあね」
と、肩をすくめるのみのわが家族。「でもやっぱりステーキとポテトフライのほうが好きだナ」

さて、いよいよお出かけですが、韓国料理店は今やパリに美味しい店がたくさんあります。

ワタシがパリに住み始めた1980年代後半はめずらしく、そのうちの一軒は安くて美味しいと韓国人留学生の間でつとに知られているようでした。

語学学校の同級生キョンジャちゃんに連れられ、ワタシは生まれて初めて食べました。今でこそ日本で韓国レストランといったら身近でしょうが、当時は焼き肉どまりでしたからね。

人生お初の感想は、
(ニンニクがずいぶん利いてるもんだなあ・・)

キョンジャちゃんはこのとき、目の色かえて「ジャンジャンミョン(ジャージャーメン)」をたぐってました。味噌や醤油味かと思ったら意外にもビーフシチュー風ルーで、これが韓国では日本のラーメンのようなB級グルメなんだそうな。

そして韓国本国には、パリのようにジャンジャンミョンとプルコギがともにあるような店は存在しない、とのことでした。

日本にお好み焼きと寿司が並ぶ和食店がないのと同じですよネ。

今回友人と待ち合わせたのは、食べログで見つけたオペラ座界隈にある店。お昼のセットは、ナムルなど野菜三品がのった小皿と餃子四ツないしは烏賊の辛味サラダ、それにビビンバなどメイン一品の定食で、13~15ユーロ(約1600~2000円)。

最近は別添えのご飯茶碗でなくメインディッシュの洋皿におテンコ盛りにしたご飯がつくのがアジア系料理レストランの流行りみたいです。

友人と無事会え、メニューを検分して餃子と烏賊の辛味サラダを半分ずつ分けることにして、二人ともメインはチャプチェにしました。

友人は、つい先日の晩ごはんにもチャプチェを作ったところだそうです。


P1000086.JPG
ア、今日写真撮り忘れた、と、たった今窓からパチリ。なかなか寒くなってきました。

前菜は、カボチャポタージュ
主菜は、鶏ロースト、じゃがいもロースト、いんげん塩茹で、グリーンサラダ

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