立ち呑み日記・急須の難 [朝ごはん]
朝ごはんの片付けにお盆をガサツに持ち上げた拍子に、手前にあった急須の持ち手にうっかりぶつかりました。
ワタシ、以前は絶対的コーヒー派でしたが、出産と同時になぜか緑茶派になりました。
バタン、と、急須は取っ手から跳ね上がり、本体はおさえられたものの、フタがずれて床に落下。一瞬の出来事はスローモーションを見ているがごとくでした。
まーっすぐ下降し、床タイルに垂直に当たって、八方へかけらがパリーン(、パリーンパリーンパリーン・・と、エコーさえかかった、気がした)。
アーア、やっちゃった。
こういう時って、自分のガサツを棚に上げて世の中の有りようを嘆きますね。
なによ、急須ってなんだって取っ手がああ突き出てるんだか。世界で最初に急須を発明した人はもうちょっとマシなデザインができなかったのかしらねえ・・
でもこの急須、とてもうまくお茶が淹れられるので、この夏に実家の茶の間から失敬してきたものなんです。うまく、というのは、中にたっぷりした金ざるがすっぽり入っていて、注ぎ口も広く目詰まりとは無縁なところ。
先代および先々代の急須(ポット型急須)は、目詰まりにさんッざん悩まされましたからね。
先々代はその上フタをやはり床に落下させ、長いことお小皿で代用せざるを得ませんでした。朝からその貧相なことといったらなかったです。
先々代がいよいよ目詰まりしてにっちもさっちもいかなくなったので、実家の戸棚に長いことねむっていたのをもらい受けて来たのが先代です。
「ンなこと言ってないで買えばいいじゃないの」
と、いうお声がどの方面からも聞こえてきましたが。
ワタシとてそう思います。が、フランスでよく見かけるティーポットでは、日本茶の「感じ」が出ないんですね。
パリには茶葉専門店がそこかしこにあり、日本の茶道具だってちゃあんと置いてます。
でもそこで買うのはぜーッたい、イヤ。なぜというにお値段が思いのほか張り、同様の普及品を日本で買えば格段に安いのが日の目を見るより明らかだから。
先代の、実家の戸棚から掘り出したポット型急須が実家に来た日のことは明瞭に覚えています。
あれは1970年代の後半、学校から帰ったら、ちゃぶ台に、昨日までの平凡な赤茶色の急須ではなく、青空に雲がうっすらたなびいたような色合いのポット型急須が置いてあった。
「お急須っぽくないオシャレな色合いで衝動買いしちゃった」
と、オカーサン(ワタシのオカーサンです)。
急須にしては
「ナウいなあ」
と、セーラー服のワタシもまた思ったものです。
実家の茶の間にはボタンタッチでチャンネルが変わるカラーテレビ(シャープ謹製)があり、その上方には「霧ヶ峰」、これらとこのポット急須のデザインはいかにもお似合いと納得したものです。
が、割に早々と戸棚のこやしになったわけが、もらい受けて初めてわかりましたね。
すぐ目詰まりする。そのせいで最後の一滴まで注げず、二煎めがぬるすぎてまずいことこの上ない。そこで新たにもらい受けて来た普及品の急須、目詰まりしなくてホント重宝。
仕方ない、明朝からお小皿がまたしてもフタ代わりです(泣)。
ネズミとりの粘るやつをまたしても部屋の隅に置かねばならいことになりました。にっくきネズミ、捕れたら捕れたでオソロシイし、これ10ユーロ(1400円)もする(怒)。
前菜は、野菜ポタージュ、残りささ身で作ったナゲット
主菜は、鯛のグリル、いんげん塩茹で、じゃがいも塩茹で
ワタシ、以前は絶対的コーヒー派でしたが、出産と同時になぜか緑茶派になりました。
バタン、と、急須は取っ手から跳ね上がり、本体はおさえられたものの、フタがずれて床に落下。一瞬の出来事はスローモーションを見ているがごとくでした。
まーっすぐ下降し、床タイルに垂直に当たって、八方へかけらがパリーン(、パリーンパリーンパリーン・・と、エコーさえかかった、気がした)。
アーア、やっちゃった。
こういう時って、自分のガサツを棚に上げて世の中の有りようを嘆きますね。
なによ、急須ってなんだって取っ手がああ突き出てるんだか。世界で最初に急須を発明した人はもうちょっとマシなデザインができなかったのかしらねえ・・
でもこの急須、とてもうまくお茶が淹れられるので、この夏に実家の茶の間から失敬してきたものなんです。うまく、というのは、中にたっぷりした金ざるがすっぽり入っていて、注ぎ口も広く目詰まりとは無縁なところ。
先代および先々代の急須(ポット型急須)は、目詰まりにさんッざん悩まされましたからね。
先々代はその上フタをやはり床に落下させ、長いことお小皿で代用せざるを得ませんでした。朝からその貧相なことといったらなかったです。
先々代がいよいよ目詰まりしてにっちもさっちもいかなくなったので、実家の戸棚に長いことねむっていたのをもらい受けて来たのが先代です。
「ンなこと言ってないで買えばいいじゃないの」
と、いうお声がどの方面からも聞こえてきましたが。
ワタシとてそう思います。が、フランスでよく見かけるティーポットでは、日本茶の「感じ」が出ないんですね。
パリには茶葉専門店がそこかしこにあり、日本の茶道具だってちゃあんと置いてます。
でもそこで買うのはぜーッたい、イヤ。なぜというにお値段が思いのほか張り、同様の普及品を日本で買えば格段に安いのが日の目を見るより明らかだから。
先代の、実家の戸棚から掘り出したポット型急須が実家に来た日のことは明瞭に覚えています。
あれは1970年代の後半、学校から帰ったら、ちゃぶ台に、昨日までの平凡な赤茶色の急須ではなく、青空に雲がうっすらたなびいたような色合いのポット型急須が置いてあった。
「お急須っぽくないオシャレな色合いで衝動買いしちゃった」
と、オカーサン(ワタシのオカーサンです)。
急須にしては
「ナウいなあ」
と、セーラー服のワタシもまた思ったものです。
実家の茶の間にはボタンタッチでチャンネルが変わるカラーテレビ(シャープ謹製)があり、その上方には「霧ヶ峰」、これらとこのポット急須のデザインはいかにもお似合いと納得したものです。
が、割に早々と戸棚のこやしになったわけが、もらい受けて初めてわかりましたね。
すぐ目詰まりする。そのせいで最後の一滴まで注げず、二煎めがぬるすぎてまずいことこの上ない。そこで新たにもらい受けて来た普及品の急須、目詰まりしなくてホント重宝。
仕方ない、明朝からお小皿がまたしてもフタ代わりです(泣)。
ネズミとりの粘るやつをまたしても部屋の隅に置かねばならいことになりました。にっくきネズミ、捕れたら捕れたでオソロシイし、これ10ユーロ(1400円)もする(怒)。
前菜は、野菜ポタージュ、残りささ身で作ったナゲット
主菜は、鯛のグリル、いんげん塩茹で、じゃがいも塩茹で
2015-10-07 07:49
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コメント(4)
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ね、ねずみですか!?
60年近く、お目にかかってませーん!
大嫌いなんですよー、ネズミ!!!
パリが、益々遠くなりそうです。
by べラ (2015-10-07 10:53)
パリは、ネズミの町です。ドブネズミでなく、小さくいネズミ。建物から建物へつねに移動しているらしいです。ほんとうにこまります。
by ぐちぐち (2015-10-07 22:20)
私は急須を2年周期で割ります(涙)
ケータイの契約のようです。
by 式守錦太夫 (2015-11-03 17:23)
本体が割れちゃうなら仕方ない、2年契約と思って新しくなされば気分も変わります。が、フタだけだと捨てるに捨てられないんですよねえ・・
by ぐちぐち (2015-11-04 23:30)