立ち呑み日記・BCR再結成 [おとしごろ]

ベイシティローラーズが再結成し、この年末に英国のグラスゴーでコンサートをする、という記事を見つけました。

そういう音楽ユニットが大昔にあったの? 
という声がお若い方々から聞こえてきたようですが、あったなんてもンじゃなく、たいへんな人気でした。ちなみに音楽ユニットでなく「バンド」と呼んでました。スコットランド・エジンバラ発のアイドルグループで、民族柄タータンチェックがトレードマークです。

「追っかけ」「グルーピー」という言葉はこのときに生まれたはずです。

学生時代の友人ユカちゃんがまさに追っかけで、東京公演ではメンバーが滞在するホテルに自分たちも一室とって大騒ぎしたほど。

その仲間うちの一名にいたっては正真正銘グルーピーで、つまりお目当てのメンバーと「Cまで」いっちゃったそう(当然ながらその首尾を後でファン仲間に得々と発表する)。

しかしまあ、ふつうの熱烈ファンはユカちゃんのようにタータンチェックをまとい、LPを擦り切れるまで聞き、コンサートで絶叫し、空港に出迎えに行くのが王道だったのではないでしようか。

ユカちゃんは中学のころ放送委員に立候補して、お昼休みに音楽室でレコードコンサートを開いたりしたそうです。

かわいいもンですよネ。

こういう熱心なファンは何十年たっても熱心で、日本で同窓会コンサートがたびたび開かれてきたようです。

今回の再結成は、レスリー、ウッディ、アランの三名で、ギターのエリックも加わるかもしれない、とのこと。アランは早くに脱退し、その後釜にイアン、次いでパットがメンバーとなりました。

ワタシなどユカちゃんと二人で大学の卒業旅行にトーマスクック時刻表をバックパックに入れてヨーロッパ一周したんですが、このときエジンバラでなんとレスリーとパットに出会ってるんですヨ。

そのころもうベイシティローラーズは解散し表舞台からすっかり消えていましたが、ファンってすごいですネ、どのあたりに住んでいるという情報をユカちゃんはファン仲間から得ていたんですね。

今ならストーカーまがいですが、住所をたよりに行ってみたら、ひゃー、向こうからパッドとレスリーが連れ立って歩いて来る。

二人は新しいバンドを結成していたんです。

「ぜひ、練習スタジオにいらっしゃい」
と、お声をかけていただき、のこのこついて行きました。

若いムスメが無防備はなはだしい、と、大人になった今では思います。

とはいえ彼らはとても紳士で、日本の女性ファンは猥雑な経験をするためにやって来るのではないと他のメンバーに熱をこめて語り、ワタシたちに新しい音楽を聞かせてくれました。

レスリーの奥様は日本人とのことでした。

今回のこの記事に写っているお三方はメタボな好々爺で、一市民として着実な生活をなしておられるのが伝わって来ます。

あのころ小中学生だったワタシらは女子大生ブームを経てバブルを謳歌し、それからは息つく暇なく仕事や家事や育児や介護に奔走しているわけですが、かつてのアイドルにもいろいろあったのだろうなあと、写真を見れば見るほどしみじみしてきちゃいます。


P1000073.JPG
このあと雲がぐんぐん広がりました。

前菜は、ニンジン千切りサラダ
主菜は、仔羊あばら肉ソテー、にんにく風味じゃがいもソテー、いんげん塩屋で、グリーンサラダ


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