立ち呑み日記・食べ盛り [ランチ]

猛暑だった日のお昼前(ここ数日ゆるみましたよネ)。

スーパーに買い物に行くと、部活の仲間らしき15~16歳の少年5~6人が手分けして買い出ししているのに出合いました(ただ今夏の一時帰省で日本におります)。

リュウとして逞(たくま)しいこと。「エグザイル」みたいです。漏れ聞こえてきた会話によると、近くの河原でバーベキュー大会とあいなるもよう。

この暑いのにまあ、と、聞くだにひるみますが、電車から見えるその河原には気温36度もなんのそのでずらりと並んだテントからケムが上がっていて、冷房のきいた車内で「エッ」と思わずのけぞっちゃったほどです。

この暑いのにまあ・・

「特上カルビは予算的に無理だよな」
「一人一枚あて食ったってしょうがないだろ」
と、少年たちはやりあっています。

カートをのぞき見れば、鶏肉のパックが棚から全部とりましたというほどに山盛り。隙間には焼肉のたれが何本もつっこまれています。その下のカゴにはウインナーがこれまた山盛り。

食べ盛りですもンね。焼きそばにするらしき蒸し麺もまた別のカートにどーっさり入ってました。

野菜がまるっきりないじゃないの・・・・と思う間もなく野菜のカートがやってきました。キャベツ半身が4ケ、ニンジン2パック、きゅうりも3パックあります。キャベツとニンジンは刻んで焼きそばに、キュウリは丸ごとかぶりつくんでしょうか。

それにしてもこれ全部でいくらになるんだか。2万円はゆうに超えそうです・・そうはじき出したら、少年らに代わって心配になって来ちゃいました。

これ全部平らげたところでお腹の足しにもならないんじゃないかしら。

バーベキューといったらみんなでワイワイ立ち働きながら食べるわけです。立ち働くとなればますますもってお腹がすく。

部活でただでさえお腹空かせたところ、炎天下でさらに立ち働くとなれば食べても食べてもお腹イッパイに届かないはず。

予算などいくらあっても底なしです。

知り合いに名門国立大学アメリカンフットボール部の主将をつとめたヤングエリートサラリーマンがいるんですが、彼が後輩にご馳走する際のノウハウをおしえてあげたくなりましたね。

「うまい寿司ご馳走するぜ」
と、後輩の現役生らを太っ腹に誘う。

じっさいちゃんと寿司屋のカウンターに座らせるわけですが、その前にまず「吉野家」ないしは「すき家」になだれこみ、大盛りをガツンと食べさせておく。

「エー」と不満の声が後輩から上がると、
「お前らをいきなりカウンターに座らせたら俺の財布が危ういよ」
と、ホンネを吐露。

ケチな先輩となるどころか逆に大いになごみ、ではいよいよカウンターにつくとまず、にぎりの並を強制的に一人前ずつ。しかるのちに大トロだのイクラだのお好みとなるそうで、彼も先輩のやり方を踏襲しているのだそうです。

部活少年たちもまた河原に行く前に「松屋」ないしは「なか卯」で大盛りをやっつけ、しかるのちにバーベキューにのぞんだら
(いいのにねえ・・)
と、おしえてあげたい気持ちで眺めていると、
「餅も焼こうぜ」
と、一行は売り場探してさっさと行ってしまいました。


写真はしばしお待ちくだされ。

前菜は、トマトサラダ
主菜は、牛肉、帆立貝、ウインナー、ピーマン、ニンジン等の「焼き肉」、焼きうどん


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