立ち呑み日記・山の挨拶 [遊び]
「ボンジュール」
と、先ほどからすれ違うたびにみなさん絵にかいたようなご挨拶。
ただ今バカンスでピレネー山脈のふもとの友人宅に来ているんですが、本日は友人の息子(四十路のオトーサンです)一家とともにミニミニトレッキングといいますかハイキングといいますか、そういう山歩きに行ってきました・・
・・とこう書きながら頭をひねりましたが、トレッキングとハイキングってどう違うんだか。
調べたところ、日帰りで行ける程度がハイキング、何日かかかるのがトレッキング、だそうです。ということはハイキングも初歩的ハイキング幼稚園の遠足並み。
四十路オトーサンはピレネー育ちですから、これまでにいろいろ歩いているんだそう。
なかでも、朽ち葉がみっしり積もった深山幽谷を、言葉もなくひたすらひたすらがんばって登った頂上に中世の異端キリスト教修道院の廃墟が音もなく荒涼と風に吹かれている・・という山があり、
「もうね、ぜったいおすすめ」
今回もぜひそこへと意気揚々でしたが、夫人から待ったかかかりました。
「ちびすけたちには無理に決まってるでしょうが」
疲れたー、もうやだー、帰ってPCゲームするー、が、はじまるとにっちもさっちもいかなくなる、と、いうわけです。
日本人のオカーサン(ワタシです)とて
「言葉もなくひたすらひたすら」
の箇所に、大いにひるみましたからね。
「でも日本人ならフジヤマに登ったことあるでしょ?」
ありません。ワタシなど小学校の林間学校で、奥日光の前白根山に登ったのみです。
このときは登山靴もいさましく本格登山のイロハを学ぶ、というタテマエでしたが、級友の一人は靴ずれがひどくて途中から先生持参のゴムぞうりに履き替え登頂に成功たぐらいです。
「こんにちは」
と、このときも出会う人たちに、盛んに声をかけたものです。
山の「こんにちは」は、「ボンジュール」ないしは「ハロー」の日本語訳なんだろうなあと今回しみじみ思いましたね。
だってみなさんふだん、たとえば道ですれ違った近所の人に「こんにちは」って言います?
「どうも」
ないしは何も言わず会釈が普通ではないでしょうか。
フランス人だって、店に入るときなどはまだしも、街角の見知らぬ人に「ボンジュール」とは言いません。
でも山の「ボンジュール」ないしは「こんにちは」は単なる礼儀ではなく、しかるべき意味があるのだそうです。
すなわち、自らの存在を知らしめ印象付かせることで、万が一遭難した場合に
「あの人とはあのあたりですれ違った」
と、報告してもらえる。
遭難とはオソロシヤと腰が引けますが、荒涼の廃墟から幼稚園の遠足並みへいっきょにレベルが下がったので、安心の登頂です。
じっさい、小さい子連れハイカーに何組も出合いましたヨ。
その出会い頭に次々と
「ボンジュール」「ボンジュール」
ワタシはでも、せせらぎのほとりにバゲット、バターのかたまり、ハム、レタス、ミニトマト、地元産チーズを広げ各自サンドイッチにするお弁当がとおっても気に入り、歩く苦労なしでこれ専門にやりたいぐらいでした(水はあれどワインがなかったのも残念)。
写真はしばしお待ちくだされ。カメラとパソコンをつなぐコードを忘れてきました(泣)。
前菜は、トマトとインゲンのサラダ
主菜は、フォーフィレ(牛肉)ステーキ、じゃがいもピューレ
と、先ほどからすれ違うたびにみなさん絵にかいたようなご挨拶。
ただ今バカンスでピレネー山脈のふもとの友人宅に来ているんですが、本日は友人の息子(四十路のオトーサンです)一家とともにミニミニトレッキングといいますかハイキングといいますか、そういう山歩きに行ってきました・・
・・とこう書きながら頭をひねりましたが、トレッキングとハイキングってどう違うんだか。
調べたところ、日帰りで行ける程度がハイキング、何日かかかるのがトレッキング、だそうです。ということはハイキングも初歩的ハイキング幼稚園の遠足並み。
四十路オトーサンはピレネー育ちですから、これまでにいろいろ歩いているんだそう。
なかでも、朽ち葉がみっしり積もった深山幽谷を、言葉もなくひたすらひたすらがんばって登った頂上に中世の異端キリスト教修道院の廃墟が音もなく荒涼と風に吹かれている・・という山があり、
「もうね、ぜったいおすすめ」
今回もぜひそこへと意気揚々でしたが、夫人から待ったかかかりました。
「ちびすけたちには無理に決まってるでしょうが」
疲れたー、もうやだー、帰ってPCゲームするー、が、はじまるとにっちもさっちもいかなくなる、と、いうわけです。
日本人のオカーサン(ワタシです)とて
「言葉もなくひたすらひたすら」
の箇所に、大いにひるみましたからね。
「でも日本人ならフジヤマに登ったことあるでしょ?」
ありません。ワタシなど小学校の林間学校で、奥日光の前白根山に登ったのみです。
このときは登山靴もいさましく本格登山のイロハを学ぶ、というタテマエでしたが、級友の一人は靴ずれがひどくて途中から先生持参のゴムぞうりに履き替え登頂に成功たぐらいです。
「こんにちは」
と、このときも出会う人たちに、盛んに声をかけたものです。
山の「こんにちは」は、「ボンジュール」ないしは「ハロー」の日本語訳なんだろうなあと今回しみじみ思いましたね。
だってみなさんふだん、たとえば道ですれ違った近所の人に「こんにちは」って言います?
「どうも」
ないしは何も言わず会釈が普通ではないでしょうか。
フランス人だって、店に入るときなどはまだしも、街角の見知らぬ人に「ボンジュール」とは言いません。
でも山の「ボンジュール」ないしは「こんにちは」は単なる礼儀ではなく、しかるべき意味があるのだそうです。
すなわち、自らの存在を知らしめ印象付かせることで、万が一遭難した場合に
「あの人とはあのあたりですれ違った」
と、報告してもらえる。
遭難とはオソロシヤと腰が引けますが、荒涼の廃墟から幼稚園の遠足並みへいっきょにレベルが下がったので、安心の登頂です。
じっさい、小さい子連れハイカーに何組も出合いましたヨ。
その出会い頭に次々と
「ボンジュール」「ボンジュール」
ワタシはでも、せせらぎのほとりにバゲット、バターのかたまり、ハム、レタス、ミニトマト、地元産チーズを広げ各自サンドイッチにするお弁当がとおっても気に入り、歩く苦労なしでこれ専門にやりたいぐらいでした(水はあれどワインがなかったのも残念)。
写真はしばしお待ちくだされ。カメラとパソコンをつなぐコードを忘れてきました(泣)。
前菜は、トマトとインゲンのサラダ
主菜は、フォーフィレ(牛肉)ステーキ、じゃがいもピューレ
2015-07-29 10:36
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