立ち呑み日記・冷ター [追究]

「やってみる」
と、ふだん使っていない製氷皿を出しきて、10歳のムスコ。ぶどうジュースを凍らせたらおいしいアイスになるんじゃないか、というもくろみです。

なる、かも、しれない。

氷菓ってでも、固まりかけたところでこまめにかきまわして空気を含ませ、ゴリゴリがザリザリに、ザリザリがシャリシャリへと手をかけてこそ出来上がるものではなかったでしったけ。

・・・マ、いいでしょう。

ムスコは不器用この上ない手つきで製氷皿にぶどうジュースをじゃーっとやって盛大に周囲に飛び散らせ、次いで持ち手にする爪楊枝をさし渡します。

それにしても、人はどうしてだか食べ物を凍らせてみたくなるものですネ。

凍らせると美味しい食べ物、
とこう検索するとずららららーっと出て来ます。

2ちゃんねるにまで掲示板があるところからすると、誰もが何かしら凍らせて悦に入っているんですね。冷ター、と、呼ぶそうです、凍らせて食べるのが好きな人(ツメター、で、いいのかナ、読み方]。

人はでも人生のある時期必ず冷ターに、なるものではないでしょうか。ワタシなど子どものころは、「シャービック」と聞えて来ただけでワクワクウキウキしたもンでした。

「カルピス凍らせたら美味しいんじゃないかな」
と、ワクワクウキウキはさらにつのりました。

が、うちの場合カルピスは、そうは簡単には凍らせること叶いませんでした。何となればオトーサン(ワタシのオトーサンです)が晩酌をする。

当時はウイスキー水割りが全盛で、水割りには氷が必需品。

うちの冷蔵庫はまだ二層式でなく、氷室は製氷皿二つがかつかつで、この氷はオトーサンの水割りのためだった。

カルピスを凍らせる隙間も冷凍力もありませんでした。しかもその隙間にはおつまみにするレーズンバターが凍ってました。

昭和40年代の働き盛り世代はおつまみといったら塩豆しかないトリスパーを卒業し、三角に切ったチーズと凍り加減のレーズンバターが乗った「オードブル」を横において水割りをたしなむのに憧憬したようです。

冷蔵庫が二層式になったころには、関東にも流通し始めた福岡の明太子が時に我が家で凍るようになりました。

誰から教えてもらったのか、凍らせた明太子を薄く切って舌にのせるとフワリと融ける。凍ったお刺身、ルイベの応用ですネ。

北海道では生鮭のみならず、烏賊の沖漬け(醤油漬け)の輪切りなどもルイべにするそうです。これ、食べてみたいナ。

お菓子では、プリンを凍らせるとアイスクリームみたいになってことのほかヨロシイそう。

ホラよくアイスキャンデーをつくる容器、百均なんかで売ってますよね、あれにプリンをくずして押し込めて凍らせると食べやすくおいしいみたいです。

カントリーマアム、バナナ、シュークリームなどももっくりした食感が生き、風味絶佳だそう。

福岡では手羽先唐揚げを凍らせたの(冷凍品、ということではありませんゾ)まであるそうですが、これなどどんなな風味なんだか。

つめたーいところにかぶりつくとやはりつめたーいピールがすすんじゃうのは確かでありましょう。


PIC_0326.JPG
入ったカフェの目の前をパチリ。

前菜は、アボカド、レモンで
主菜は、オムレツ、昨日の残りの子腿肉ソテー、ニンニク風味じゃがいもピューレ、いんげん塩茹で


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