立ち呑み日記・ガム禁止 [ワルガキ]
12歳のムスメが、そりゃもう必死にガムを噛んでいる。
「ガム買って」
と、スーパーについてくる時は、かなッらずレジの前でねだります。
「子どもってなんでああグミが好きなのかしらねえ」
と、先日10歳のムスコのスポーツ遠足に付き添いで行ったら、担任の先生が教え子たちを眺めながらしみじみ言っていたものでした。
一人の男の子がオランジーナ味のグミひと袋を持ってきたのに級友自ら自発的に列をつくり、一つ、またひとつ、ありがたく拝受しては口にほうり込んでいる。
グミのために自発的に整然と列をなしている、
という点に先生は大いに児童心理学的関心をお持ちになり、デジカメをとりだして証拠写真をパチパチとっておられました。
しかしこの年ごろの子どものいるオカーサン(ワタシです)としては、「子どもはグミが好き」という先生に、ひとつだけ進言したいです(実際言いました)。
子どもは確かにグミが好き。でもそれは
ガム禁止だから、
というのもあるんじゃないでしょうか。
今回のスポーツ遠足も、ふだんの学校生活でも、ガムは「禁止」、どころか「絶対禁止」です。
先月、ムスコは十日間の海浜学校に行きましたが、その説明会でも真っ先に、持ち物の中に
「ガムは絶ッ対に禁止ですッ」
なぜというに、フランスの子どもは噛んだガムを口から出すと机の裏や耳の裏にピッと貼り付けるんですが、これが割に簡単に床に落ち、踏まれた日には後の掃除がただならないことになる。
同じ理由からではなかったでしたっけ、シンガポールは国をあげてガム禁止。
その気持ちは、まあわかりますね。
うちなんかもトイレのゴミ箱のゴミを捨てようと大型ビニール袋にざっとあけたその底にガムが歯型もにぎにぎしくごろんとくっついて固まっていることがしばしばあり、(もーオまったく・・)となります。
「ガムは紙に包んで捨てるッてなんべんゆッたらわかるのッ」
ムスメは目下、風船をなるたけ大きくふくらませるのに熱中しています。大きい風船の中にもうひとつ、小さい風船をふくらませる。
こういうことに血道を上げるおとしごろって、あるんですよネ。
ワタシがムスメのとしごろのころは、口の中でパチン、パチンと鳴らす練習に多大なる時間を費やしたもンでした。
クラスメートがやっているのを見て自分もと専念したわけですが、考えてみれば、ワタシの通っていた女子校は厳格では右に出る者のいないようなところで当然ガム禁止なのに、なぜだったんだか。
練習の甲斐あって、ワタシも鳴らせるようになりました。
よく噛んだガムを平たくのばし上前歯の全面と下前歯の後方に張るようにして、舌先で「鼓を打つ」ようにする。
よく鳴るガムとそうでないガムがありました。
そのうちにこういった噛みながらのなぐさみにも飽いて、幼少時は辛くて食べられなかった「クールミントガム」がおいしくなり、「うめぼし」に瞠目し、「花の香りのイブ」やら「ブルーベリー」やら「シナモン」やら、ありとあらゆる風味を噛みに噛んでいつが分水嶺だったのか、ガムに関心がまるっきりなくなりました。
パン屋のショーウインドーをパチリ。
前菜は、メロン
主菜は、ニンジンと牛肉のロゼワイン煮込み、じゃがいもピューレ、グリーンサラダ
「ガム買って」
と、スーパーについてくる時は、かなッらずレジの前でねだります。
「子どもってなんでああグミが好きなのかしらねえ」
と、先日10歳のムスコのスポーツ遠足に付き添いで行ったら、担任の先生が教え子たちを眺めながらしみじみ言っていたものでした。
一人の男の子がオランジーナ味のグミひと袋を持ってきたのに級友自ら自発的に列をつくり、一つ、またひとつ、ありがたく拝受しては口にほうり込んでいる。
グミのために自発的に整然と列をなしている、
という点に先生は大いに児童心理学的関心をお持ちになり、デジカメをとりだして証拠写真をパチパチとっておられました。
しかしこの年ごろの子どものいるオカーサン(ワタシです)としては、「子どもはグミが好き」という先生に、ひとつだけ進言したいです(実際言いました)。
子どもは確かにグミが好き。でもそれは
ガム禁止だから、
というのもあるんじゃないでしょうか。
今回のスポーツ遠足も、ふだんの学校生活でも、ガムは「禁止」、どころか「絶対禁止」です。
先月、ムスコは十日間の海浜学校に行きましたが、その説明会でも真っ先に、持ち物の中に
「ガムは絶ッ対に禁止ですッ」
なぜというに、フランスの子どもは噛んだガムを口から出すと机の裏や耳の裏にピッと貼り付けるんですが、これが割に簡単に床に落ち、踏まれた日には後の掃除がただならないことになる。
同じ理由からではなかったでしたっけ、シンガポールは国をあげてガム禁止。
その気持ちは、まあわかりますね。
うちなんかもトイレのゴミ箱のゴミを捨てようと大型ビニール袋にざっとあけたその底にガムが歯型もにぎにぎしくごろんとくっついて固まっていることがしばしばあり、(もーオまったく・・)となります。
「ガムは紙に包んで捨てるッてなんべんゆッたらわかるのッ」
ムスメは目下、風船をなるたけ大きくふくらませるのに熱中しています。大きい風船の中にもうひとつ、小さい風船をふくらませる。
こういうことに血道を上げるおとしごろって、あるんですよネ。
ワタシがムスメのとしごろのころは、口の中でパチン、パチンと鳴らす練習に多大なる時間を費やしたもンでした。
クラスメートがやっているのを見て自分もと専念したわけですが、考えてみれば、ワタシの通っていた女子校は厳格では右に出る者のいないようなところで当然ガム禁止なのに、なぜだったんだか。
練習の甲斐あって、ワタシも鳴らせるようになりました。
よく噛んだガムを平たくのばし上前歯の全面と下前歯の後方に張るようにして、舌先で「鼓を打つ」ようにする。
よく鳴るガムとそうでないガムがありました。
そのうちにこういった噛みながらのなぐさみにも飽いて、幼少時は辛くて食べられなかった「クールミントガム」がおいしくなり、「うめぼし」に瞠目し、「花の香りのイブ」やら「ブルーベリー」やら「シナモン」やら、ありとあらゆる風味を噛みに噛んでいつが分水嶺だったのか、ガムに関心がまるっきりなくなりました。
パン屋のショーウインドーをパチリ。
前菜は、メロン
主菜は、ニンジンと牛肉のロゼワイン煮込み、じゃがいもピューレ、グリーンサラダ
2015-06-01 06:36
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