立ち呑み日記・けものくさい

ウームやっぱり、けものくさい・・・

ただ今、お昼に野菜入りラーメン風をつくろうと冷蔵庫の野菜をざくざく入れ、ブイヨンキューブをポンと落として煮立たせているところです。

麺は韓国製の白髭そうめん、スープにネギとショウガを入れて最後におしょうゆをたらたらっとやるとラーメンっぽくなるのでお昼にしょっちゅう作るんですヨ。

今日もいつも通りです。が、スープの味見をすると、ふかぁーッとけものくさいんですね。

どうして? と、鍋に顔をつっこまんばかりに湯気を浴び子細に点検しましたが、けものが身をひそめているのは歴然。

でもこれ、いつも買い置きしている近所のスーパーマーケット謹製の格安ブイヨンキューブのチキン味なんです。

格安といったら化学調味料のみで味を出しているものではないでしょうか。

じっさい、あるとき野菜なしで鍋のお湯にポンと入れたなりでコンソメスープ代わりにしようとしたら、「化学」のまったりばかりが悪目立ちしてノドの通りが悪かったぐらいです。

だからこそ、冷蔵庫で表面が乾き始めた半分食べかけのトマトやら萎(しな)びたパセリの茎やらさいの目ニンジンやらを、投入するわけです。

すると「化学」が見る見るなりをひそめ、なかなかの風味へと向上していくんですね。それが、化学をもさしおいてけものが出現している。

実はきのうもおとといも、(?)と思っていたんですヨ。

ブイヨンキューブは晩ごはんの野菜ポタージュやカレーなどのソースをつくるのにも重宝します。

(あらなにこのニオイ)
と、そのへんを、ついでに自分自身をもクンクンし、結果、
(気のせいだワ)
と、片付けました。

気のせいなんかじゃない、と、今はハッキリ言えます。

それにしても工業製品がなぜこんなことになるんだか。ちゃんとガラから、それも野生のトリから出汁とっているってことなんでしょうか。

イノシシなどのジビエ(野生動物)って、けものくさいですよネ。

とんこつラーメンの本場博多の、観光客向けでない地元民が行列をつくるような店のとんこつスープはドロンと濃厚で、レンゲをさしこむと底のほうからふかぁーッとけものくささが上がって来ると聞き及んでいます。

「そうでなきゃとんこつラーメンではない」
とは、福岡出身の友人。

ジビエのイノシシ肉や野ウサギだって確かにあのにおいがあってこその野趣。優等生の香りだけでは豚肉や飼育のウサギ肉と何ら変わらないということになります。

と、いうことはこのブイヨンキューブは
ジビエ風
で、格が上がるということではありますまいか。

トクしちゃったということでしょうか。

何かの手違いでただ今工場ラインに格上品が格下品と同等のコストで製造されているのだとしたら、今、買い占めておかないと次がなくなります。

急ぎスーパーに走り、あるだけ買っておくべきでしょうか。

でもなあ・・

本場博多のとんこつは食べたことないんですがブイヨンキューブではなかなかつらいものがあり、ハーブ・ド・プロヴァンスやらをどんどこ投入してニオイ消しにしました。


PIC_0210.JPG
オペラ座に、オペラ歌曲と交響楽のコンサートに行きました。天井はシャガールの作品。1964年製作だそうです。

前菜は、アボカド、レモンで
主菜は、スパゲッティー・ミートソース、いんげん塩茹で、グリーンサラダ



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