立ち呑み日記・搭乗口ラーメン [朝ごはん]
年末年始の一時帰国もとうとう終わりです。
出発時間の3時間前に羽田空港国際線出発ロビーに到着すると、カウンターの長蛇の列に並ぶのではなく機械の画面にタッチする搭乗券自動手続きであっけなく身軽となりました。
羽田空港国際線ロビーの中二階には「江戸小路」という江戸の町並みを模したテーマパーク風の名店街があるんですヨ。
この小路をのんびりひやかし食べ物屋のひとつにも入ってみたいところですが、税関でどれだけ時間がかかるか予測がつかず早々に出国手続きへと向かうこととなります。
できますればこの江戸の町並み、税関のアッチ側にあったらよかったのになあ・・と、思う次第でございます。
横目でうらやみながら税関を入り、ノートパソコンやワルガキのiPAD、フランス人のオトーサン(ワタシのオットです)のベルトなどを手際悪くトレーに乗せてX線にくぐらせ、何がどういけなかったのか12歳のムスメの筆箱が二度三度とX線を行き来した後、ようやくお役御免となりました。
時計を見れば、午前9時。搭乗まであとまだ一時間チョイあります。
ワルガキ二匹が幼児のころはキッズコーナーに直行して持て余す体力を大いに発散させたものですが、二匹とも年齢がフタケタに入った今では搭乗口前のベンチで文明の利器を取り出し、空港内無料WIFIの恩恵にあずかって足をデレンコ投げ出すまでになっています。
その間、日本人のオカーサン(ワタシです)は、
(どうしようかな)
と、しばし迷いました。
(名残のラーメン、食べちゃおうかな)
江戸の町並みのところには「せたが屋」というラーメンの名店があり、横目で確認した限りでも店の外にずららららーッと行列ができていましたが、この搭乗口のすぐ裏側にも、気軽なテイクアウトのラーメン店がありました。
札幌の「YOSHIMI」という名レストランの関連なのだそうな。
札幌といえば味噌ラーメンでしょうが東京圏出身のワタシにはいまひとつなじみがなく、一時帰国のシメとなればやはり醤油ラーメンでありましょう。
が、今はまだ朝の9時。ラーメンにふさわしい時間といえるでしょうか。だいいち、今朝は実家を出る前に老母手ずからのお雑煮を祝い、それだけならまだしも磯辺焼きも二つ、ペロッとやって来ているんです。
目下オナカイッパイのイッパイで、この上ラーメンなど(とォんでもない)と、わが胃袋が悲鳴をあげている。
手提げには、機内用におにぎりとゆで卵とプチトマトもどっさり入っています。
にもかかわらず日本発国際線の搭乗口で鼻クンクンしてラーメンを探しあて、名残の一杯をどうしようか悩むんですね。
(いっちゃいましょう)
と、決心がかたまりました。
「醤油ラーメンおねがいします」
紙容器に入ったあッつあつを受けとり、手近な席でとにもかくにも飴色のスープをひと口、またひと口、そしてコシのある麺をツルツル。
まったり、うまみの強い味です。パリッとした海苔が次第にしなしなとスープに浸って行くさまも風情がありました。
日本よ、またしばしのお別れ。
空の旅もつつがなくパリの我が家に着き、日常がまた始まります。
帰国当日にカメラが壊れました(涙)。オリンパスやらキャノンやらカシオやらの製品を日本以外の地で買い直すのはなかなかくやしいです。
前菜は、トマトとゆで卵のサラダ
主菜は、鶏ロースト、じゃがいもロースト、いんげん塩茹で、グリーンサラダ
出発時間の3時間前に羽田空港国際線出発ロビーに到着すると、カウンターの長蛇の列に並ぶのではなく機械の画面にタッチする搭乗券自動手続きであっけなく身軽となりました。
羽田空港国際線ロビーの中二階には「江戸小路」という江戸の町並みを模したテーマパーク風の名店街があるんですヨ。
この小路をのんびりひやかし食べ物屋のひとつにも入ってみたいところですが、税関でどれだけ時間がかかるか予測がつかず早々に出国手続きへと向かうこととなります。
できますればこの江戸の町並み、税関のアッチ側にあったらよかったのになあ・・と、思う次第でございます。
横目でうらやみながら税関を入り、ノートパソコンやワルガキのiPAD、フランス人のオトーサン(ワタシのオットです)のベルトなどを手際悪くトレーに乗せてX線にくぐらせ、何がどういけなかったのか12歳のムスメの筆箱が二度三度とX線を行き来した後、ようやくお役御免となりました。
時計を見れば、午前9時。搭乗まであとまだ一時間チョイあります。
ワルガキ二匹が幼児のころはキッズコーナーに直行して持て余す体力を大いに発散させたものですが、二匹とも年齢がフタケタに入った今では搭乗口前のベンチで文明の利器を取り出し、空港内無料WIFIの恩恵にあずかって足をデレンコ投げ出すまでになっています。
その間、日本人のオカーサン(ワタシです)は、
(どうしようかな)
と、しばし迷いました。
(名残のラーメン、食べちゃおうかな)
江戸の町並みのところには「せたが屋」というラーメンの名店があり、横目で確認した限りでも店の外にずららららーッと行列ができていましたが、この搭乗口のすぐ裏側にも、気軽なテイクアウトのラーメン店がありました。
札幌の「YOSHIMI」という名レストランの関連なのだそうな。
札幌といえば味噌ラーメンでしょうが東京圏出身のワタシにはいまひとつなじみがなく、一時帰国のシメとなればやはり醤油ラーメンでありましょう。
が、今はまだ朝の9時。ラーメンにふさわしい時間といえるでしょうか。だいいち、今朝は実家を出る前に老母手ずからのお雑煮を祝い、それだけならまだしも磯辺焼きも二つ、ペロッとやって来ているんです。
目下オナカイッパイのイッパイで、この上ラーメンなど(とォんでもない)と、わが胃袋が悲鳴をあげている。
手提げには、機内用におにぎりとゆで卵とプチトマトもどっさり入っています。
にもかかわらず日本発国際線の搭乗口で鼻クンクンしてラーメンを探しあて、名残の一杯をどうしようか悩むんですね。
(いっちゃいましょう)
と、決心がかたまりました。
「醤油ラーメンおねがいします」
紙容器に入ったあッつあつを受けとり、手近な席でとにもかくにも飴色のスープをひと口、またひと口、そしてコシのある麺をツルツル。
まったり、うまみの強い味です。パリッとした海苔が次第にしなしなとスープに浸って行くさまも風情がありました。
日本よ、またしばしのお別れ。
空の旅もつつがなくパリの我が家に着き、日常がまた始まります。
帰国当日にカメラが壊れました(涙)。オリンパスやらキャノンやらカシオやらの製品を日本以外の地で買い直すのはなかなかくやしいです。
前菜は、トマトとゆで卵のサラダ
主菜は、鶏ロースト、じゃがいもロースト、いんげん塩茹で、グリーンサラダ
2015-01-06 03:46
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