立ち呑み日記・展望露天風呂 [おでかけ]

手さぐりで上がり口の電気を点け、ひとまず我が身の浴衣を直しました。

ただ今、家族そろって温泉旅館に来ているところ。

ざぶん、ざぶーん、と、遮光カーテンの向こうから波の音が聞こえてくるなあ・・と、頭をよぎるや目がハッキリ覚め、時計を見たら午前5時半です。

温泉旅館では早すぎることもない朝ではないでしょうか。

空調のととのった和室で、浴衣がほどけたあられもない大の字ないしはくの字でコトリとも動かない家族をまたぎ、展望露天風呂へ行くことにします。

その前に、はだけたわが前を直しておく。

最近は宿の浴衣を嫌うひとも多いのだそうで、部屋にはほかに男女別に作務衣みたいなのも用意されていて、これを着ている方も多く見かけました。

ワタシは糊のきいた浴衣がいいナ。

浴衣も作務衣も、「お好きに」という宿の配慮で同じ号数のものが二、三枚用意されているので、寝巻き用と分けて着替えることも出来るんですが、マ、本日のところはこのまま行っちゃいます。

暗がりの手さぐりで探すのも骨です。

さて、シンとした廊下に出て最上階まで上がるんですが、温泉旅館のエレベーターってふつうのそれよりキビキビしてると思いませんか?

ボタンを押すとサッとやって来て、サッと上下する。

ピンポーン、と、エレベーターが到着した時に、絨毯びきの、シンとしたさ廊下へ響き渡るのがまた、
(アア今温泉旅館にいるのだなあ・・)
と、しみじみさせられます。

が、しみじみばかりもしてられないんですね。この旅館には家族露天風呂が3室あり大人気で、時に並んで待たないとならないくらいなんです。

そこでエレベーターから下りると足が早まったんですが、午前5時半の時点で三室ともに入浴中のランプ点灯中。

仕方ない、展望露天風呂の女湯へ行きましょうか。こちらだって湯船が大きく、眼下に相模湾が一望できて素敵です。

先客が二名、お入りでした。

大浴場に入るたびにいつも思うんですけど、男湯と女湯とでは、女湯のほうがだんぜん景色が「ヨイ」のではないでしょうか。

男湯には筋骨リューリューの板チョコ腹や相撲取りのようなぽっちゃり型等各種見受けられるでしょうが、大中小の乳房や弧を描く両脇のくびれ等のほうが同性とはいえ視界に入って来るなら楽しいです(決めつけかナ)

そして全裸をものともしないグラビアアイドルなどのととのった肢体は厳しくも不断の努力によってのみなし得る、ということが、よおくよおくわかる。

雪国など氷点下の地の温泉は知りませんが、露天風呂って屋外で一瞬全裸で立つわけですが、身を切るような寒さと感じないのはどうしてなんでしょうネ。

とはいっても全裸でぬぼーと立っていようとはつゆとも思わず、日の出前の薄暗がりの中、シャワーをひと浴びして、とにもかくにも湯船へ・・

・・・・アー、とこうオバサン声を出したいところですが、先客もあることで、心の中で。

よーく温まってから出てタオルにくるまっていると、いかにも女子会というご一行がやって来ました。湯船で温まりながら日の出を仰ごうと目ざましかけて来たのだそうです。

スミマセンヌ、本日写真はありませぬ。

前菜は、もずくそうめん、トマトサラダ
主菜は、とんかつ、きゃべつとカリフラワーしおゆで


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とんちゃん

新年明けましておめでとうございます。
「ととのった肢体」でなくとも、「大中小の・・・」が視界に入ると嬉しいです。
そういう機会は全然ないですけど・・・。
ドッキリの記事でした。(笑)


by とんちゃん (2015-01-01 10:47) 

式守錦太夫

あけましておめでとうございます。
今年も帰国して、ご実家での新年をお迎えですね。
湯船に入って「んーっ」っていう呻きこそ、温泉の醍醐味ですよ。
そこに躊躇は必要ありませぬ、思う存分呻いたら良いのです!
今年も異国の楽しい話、お子さまたちの騒動バナシなどなど、楽しみにしています。

by 式守錦太夫 (2015-01-01 20:11) 

ぐちぐち

とんちゃんさん、式守さん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいいたします。
by ぐちぐち (2015-01-05 04:32) 

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