立ち呑み日記・大阪の味 [晩ごはん]

(なんでまた)
と、仰天なさっているのがお声の背後からくみとれたので、
(な、なんでまた)
と、こちらも少々動揺しました(少々、ですヨ)。

大阪のユニヴァーサルジャパンへパッケージツアーで行ったんです。(前回の立ち呑み日記をご高覧ください)

閉園は午後8時なので、晩ごはんの心配をしないとなりません。なにしろ初めて行く場所、周辺にどんな店があるのかないのか、見当もつきません。

ディズニーランド・パリなどは、園の外に夢の続きよろしく電光ピカピカで、アメリカンスタイルのレストランがひしめいています。

が、いつ行こうがどこも満席もいいところ。

スペインなどでは、パリを素通りしてディズニーワールドに直行し二日間、といったバスツアーが人気だそうで、そういう、園に隣接したホテルに宿泊する人が大勢繰り出しているためです。

年に一、二度足を運ぶ日帰り組からすると、お昼は園内で割高のハンバーガーやピザと相場が決まってますから、夜も同様では子どもはあれとしても大人は閉口です。

そこでディズニーランド・パリにいく時は、夜はパリに戻ってから食べることにしています。

8時に出てもパリ中心に9時には戻って来られ、21時といったらフランスでは普段の晩ごはんの時間ですからね。

その頭があったので、USJに隣接しかつ駅から徒歩1分の距離にあるホテルに宿が決まり、そのホームページに館内レストランのバイキングを見つけると、ホテルのことでそうお安くはないですが、すかさず予約の電話をしたんです。

すると、
「ハイ? バイキングのご予約でございますね(なんでまた)」
と、こんな感じ。

チェックインして荷物を預け、レセプションで今宵のバイキングの場所を訊ねた時もそうでした。

「手前どもにレストランはひとつしかございませんで・・」
と、心の底から申し訳なさそうにおっしゃる。

(な、なんでまた)という疑問は、その直後USJへ向かうとすぐさま氷解しました。ゲートまで、感じのよさそうな食べ物屋がずらーっと並んでいる。たこやき博物館、なんてのまでありました。

大阪出身の友人に聞いたところによると、大阪人は「安くて」「おいしい」、この二点がそろわない食べ物屋には「めっちゃいいや~ん」とはならないんだそうです。

「髙くて」「おいしい」のは当然だからハナにもひっかけない。「高くても」「おいしい」ものを評価する東京人と大いに異なります。

そういうところからかんがみると、ホテルの方々のジレンマがわかって来ます。安くておいしいほうをすすめてくださりたいところながら仕事柄そうもいかない。

終日遊んでホテルへの戻り際、食べ物屋ばかりのビルをのぞいてみると、なかなか圧巻でしたヨ。

焼き肉なり回転寿司なり、勝手知ったる地元勢の支持を受ける店は30分待ち。片や見るからに観光客向けの店はがらがらです。

われわれのバイキングは、とおってもよかったです。空いてたし、お値段だけのことはありました。

ことにデザートにはチョコレートファウンテンがあり、自分で作るソフトクリームやワタアメまでもあり、本誌記者大満足でありました。


P1020471.JPG
帰りの新幹線でパチリ。新幹線は座席の前が広くていいですネ。シートもぐーんと倒せます。新幹線でパリまで戻りたい・・

前菜は、メロン、トマトサラダ
主菜は、さわらの味噌漬け、さつま揚げ、モロッコいんげん塩茹で、焼きそば


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