立ち呑み日記・魔法の村

朝７時半というのにもう照りつけている太陽に焦がされつつすでに長くなっている行列の尻尾につき、やれやれ。

ワタシら家族は今、大阪のユニヴァーサルスタジオジャパンに来ています。

２daysコースの２日目で、アーリーパークインという本来の入場時間に先がけて入場できる特典を行使すべく待ち構えているところです。

背後にみるみる列がのびていきます。その全員が全員、目指すところは同じでありましょう。ハリー・ポッターエリア。うちは１１歳のムスメが大ファンで、昨日の午後、入場の好機に恵まれました。

エリアへの入場確約券というのが別途必要です。入場確約券のみならず他の特典もついたツアーを見つけたオカーサン(ワタシです)がインターネットで奮闘したんです。

その甲斐あって順調なすべり出し。

乗り物優先パスも入手してあったので、ハリー・ポッターエリア内の２つの乗り物にも待ち時間なしで乗れました。

ここのところテレビをつけるとニュースでしょっちゅう紹介されてますが、映画のシーンそのままに雪が寒そうな村や、荘厳で人間を寄せつけない雰囲気の魔法の城が待ち受けてました。

ただし、状況はそれらの正反対。

湿度高い炎天で、飲んだ水分は右から左に汗となり、人間を寄せつけないどころか、たいへんな人、人また人。

ムスメは魔法界のお菓子「百味ビーンズ」をぜひとも欲しいと胸ふくらませて来たんですが、お菓子屋の外に二重三重と蛇行する行列にあきらめざるを得ませんでした。

なにしろ店内まで2時間待ち。仮に入れたとしても肝心の人気おみやげ商品はあっという間に品切れになっちゃうのだそうです。

そうこうするうちに洋品店になんとか入りこめ、ムスメがかねてより欲しがっていた魔法使いのガウンをついに手に取ってみることができました。が、ムスメが大ファンの敵役マルフォイ属するスリザリン寮のV字セーターとネクタイは、品切れ。

まだオープン翌日だっていうのになぜ、と、口がとがりかけましたが、前日のオープニングイベントにその敵役俳優トム・フェルトンが姿を見せたので、関連グッズがまたたくまにはけてしまったのだそうです。

しかしこうなってくると、けっこうな値段のガウンを
(今買わなくていつ買う)
とまで思い詰めた心境になってくるんですね。そこでいきおいつけてお財布を開くことになります。

炎天下、このガウンをまとって園内を闊歩している善男善女を何人も見かけましたヨ。

さて、充実の一日を過ごしての今朝は優先入場ですから、百味ビーンズをぜひとも入手したい。朝イチのみ入場確約券なしでも入れることになっているんです。

ただし定員に達してしまうと、後の入場予約時間ないしはその抽選にまわされる。

そのためにこうしてみなさん、特典入場開始の時間よりさらに前から列をなし、開門と同時に走り出そうというんです。

結果から先に言いますと、この徒競走、ホンッとキツかったです(泣)。

体力のあるものが前に出て、そうでないものはたとえ先頭に並んでいようが落ちこぼれるこのやり方、なんとか改善していただくわけにはまいりませんでしょうか。



今後10年はアジア諸国にハリポタのテーマパークは作らない、という一筆が交わされているのだそうで、外国人観光客を大いにあてこんでいるもよう。

前菜は、トマトとモッツァレーラサラダ、薄切りカラスミののったニンニク風味パスタ
主菜は、豚肉ロースト、ズッキーニのグリル