立ち呑み日記・鉄道の予約 [おでかけ]

ただ今春の学期休み中で、来週二泊三日のイギリス小旅行に出かけることになり、ようやくインターネットで鉄道の予約がとれました。

イギリスの鉄道は産業革命と同時に世界に先駆けて華々しく開通した由緒正しきものですが、このとき乗車券の販売は別の組織に委託し、以来、民営化された21世紀の今日までそれが実にややこしく踏襲されているんです。(4月11日の立ち呑み日記をご高覧ください)
http://tachinominikki.blog.so-net.ne.jp/2014-04-11

ターミナル駅がまたややこしい。

東京にも東京駅があり上野駅があり、パリはといえば北駅、サン・ラザール駅、モンパルナス駅など、それぞれ電車の向かう方面によって機能しています。

ロンドンもまた、キングスクロス駅やらパディントン駅やら方面によって駅がいくつかあるんですが、日本やフランスとは意味合いが少々異なるみたいなんですヨ。

すなわち、国鉄の傘下で各ターミナル駅が配置されているのではなく、各ターミナル駅に出入りする鉄道会社によって配置運営されている。

きかんしゃトーマスにこんなシーンがあるそうです。

「ぼくロンドンにだって行ったことあるんだぜ、ヴィクトリア駅っていうんだ」
と、自慢げなあるきかんしゃ。
「違うよ、ロンドンの駅ならキングスクロスじゃないか」
と、別のきかんしゃが異をとなえると
「何言ってるんだい、パディントンだよパディントン!」

これ、自分の見知っている駅名をただ上げているのではなく、各列車を走らせている会社によって駅が決まる、ト、そういう状況をあらわしているんですね。

その複雑怪奇なイギリスの鉄道、以前、北部ミドルスバラに住むオットの親戚を訪ねた時も、
「鉄道は高くて複雑だからやめた方がいい」
と、口をすっぱくして言われました。

本来ならパリからユーロスターでロンドンに入って鉄道で北上するのが筋のところ、飛行機でなぜかオランダのアムステルダムまで飛び、乗り継いでミドルスバラまで行きました。

きつねにつままれたような気がしたものです。

さてインターネットでの予約、なにぶんにも英語ですから、なかなかどきどきします。格安料金の時間帯ばかりを狙いたいところですが、日程との兼ね合いもあります。

サイトはいくつかあるみたいなんですが、グーグルの上部からあてずっぽうで選びました。

why not?
と、冒頭から一等席を大いにすすめてくるのがイギリス風なんでしょうか。フランスのサイトでは一等か二等かの選択肢はあっても積極的なおすすめは無いように思います。

クレジットカード番号を入れ、再三の確認の後、意を決してエンターキーをエイッ。最寄りの駅の券売機で、ただ今使ったクレジットカードで事前に引き出すように、とのこと。

最寄りと言ってもロンドンのどの駅でも引き出せるわけでなく、先に述べた理由により乗り入れている鉄道のターミナル駅のみ。

パディントン駅で引き出すこととなりました。

これで綿密な旅行スケジュールが決まったわけですが、イギリスの鉄道は遅れるのが当たり前だそうで、まずくいくと帰りのユーロスターに乗りそびれる危険をはらんでの旅となります。


P1020100.JPG
ここのところ快晴が続いてうれしくてパチリ。ノートルダム寺院です。

前菜は、トマトとオイルサーディンのサラダ
主菜は、鶏ロースト、ニンニクとパセリ風味ピューレ、いんげん塩茹で

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