立ち呑み日記・ヌンチャク [遊び]

「ぼくのヌンチャクどこいった?」
と、9歳のムスコ。

ヌンチャクとはwiiのゲームコントローラーのことなんですが、コードでつながって、両手で扱うしくみになっています。

ムスコはブルース・リーも知らないのにヌンチャクなんてどこでおぼえたのかと思ったら、wiiではこれが正式名として全世界でそう呼ばれているものだそうです。

それにしてもヌンチャク、本家本元のほうのヌンチャクですが、流行りましたよネ。

ちょうど今のムスコの年齢でしたが、クラスの男子の一人(オカモトくんと言いました)がランドセルにしのばせて来たんです。

「燃えよドラゴン」をオトーサンと連れ立って観に行ったその足で買ってもらった、とのこと。

「またそんなの買い与えてまったくもう」
と、今となってはオカモトくんのオカーサンの困惑とため息が手に取るようにわかりますが。

オトーサンってのはわが子が喜ぶにまかせて時に分別無い「軽い」散財をしがちなんですね。

さて翌朝、どう考えたってオカーサンには秘密裡にランドセルにつっこんできたオカモトくんは、アチョーとヘンテコな声をあげながら、たすきがけにぎくしゃくやる。

ワタシなどこのとき初めてヌンチャクなるものの存在を知りました。

「すげぇ武器なんだぜ」
とのことでしたが、オカモトくんは自分の背中を打ちつけるようにして、エートどこ行った?・・と、もう片手で背後をさぐりえっちらと前にまわします。

そのどのあたりが「すげぇ」のか。

「ブルース・リーはもうちょっと素早くやる」
とのことでしたが。

女子にはいまひとつその魅力がわかりかねるものが、ありました。が、男子の間では、オカモトくんはたちまちヒーローになりました。

「一回やらして、おねがい」
と、オカモトくんは取り巻かれ、だれもかれも一回ずつ、「アチョー」の声もけたたましくぎくしゃくやりました。

心優しいオカモトくんは女子にもさわらせてくれたんですが、武器というには夜回りの拍子木にそっくりで
「火の用―心(カチ、カチ)」
と、どうしたってやってみないわけにはいきませんでした。

ヌンチャクって、ブルース・リーやジャッキー・チェンのお膝元・香港の武具だと思いこんでいましたが、日本の沖縄のものなんですってネ。

普段は馬の顔面に轡(くつわ)として着けておき、道中で不穏な相手に襲われたときにこれをはずして立ち回った隠し武器なんだそうです。一方の棒をにぎって、遠心力で戦う。

それを、ブルース・リーが映画「燃えよドラゴン」で華やかにふりまわし、世界的に知られるまでになった。今では美しいしぐさでふりまわして表現する美容健康スポーツとしても発展しているのだそうです。

が、やはり女子(おこがましいようですがワタシら世代もです)としては、ヌンチャクに愛着とは、いかないんですよねえ・・

男子(さしでがましいようですがワタシら世代もです)はそこいくと、ヌンチャクとこう口に出して言ってみるだけで血沸き肉躍るのではないでしようか。

「だからオカーサンぼくのヌンチャクどこいったの?」
と、ムスコ。
「そんなもなァ自分で探しなさいッ」


P1010935.JPG
たった今買って来たマヨネーズをパチリ。61パーセント脂肪分カットだそうです。60パーセントというよりトクした感があるんでしょうかネ、61パーセント。

前菜は、アボガド、レモンで
主菜は、牛赤身肉ステーキ、レンズ豆煮込み、モロッコいんげん塩茹で、グリーンサラダ

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