立ち呑み日記・あまじょっぱ [食前酒]

日本のおみやげに、「ロイズ・ポテトチップチョコレート」というのを、いただきました。

「ロイズ」は北海道のチョコレート専門店で、成田空港の搭乗口に近い免税店にも、東京銘菓「東京ばな奈」と双璧で大きな棚のある、有名どころです。

デパートで開かれる全国の物産展のなかで北海道展は群を抜いて人気があるそうで、そのなかでも「ロイズ」の銘菓の数々は、かの歴史ある「白い恋人」に、肩を並べる勢い。

このポテトチップチョコレートは、北海道産じゃがいものポテトチップに、チョココーティングがしてあります。

しょっぱいポテトチップになぜにチョコ、と、最初はいぶかりましたが、これが、おいしいの、なんの。あまじょっぱの妙です・・

・・と思ったら、
「あまじょっぱい、というのはどこかの方言でしょうか」
という質問が投げかけられているのを、『読売新聞オンライン発言小町』で見つけました。

味噌田楽の味噌を、あまじょっぱい、と、言ったら、甘辛い、と、本来言うべきだと夫に笑われたんですが・・

ワタシが思いまするに、砂糖醤油のような渾然一体に混じりあったのが、甘辛い。あまじょっぱ、は、渾然不一体、では、ないでしょうか。

砂糖と塩が、口中ではじめて出合う感じのおいしさ。ホラ、お汁粉についてくる紫蘇の実を口に入れた瞬間なんかが、それです。

甘くておいしーい、と、うっとりしたところで急にしょっぱさが加わって、ジェットコースターで足がフワン、と浮いたような感覚にとらわれ、おいしさが倍増されているのに気づく。

紫蘇の実の一撃は、もンのすごくあと引きます。そこであわててお汁粉をもうひと口、次いで、紫蘇の実をさらにもうひとつ。

がしかし、概してお汁粉の紫蘇の実というのはほんのちょっぴりしか盛られて来ないんですね。

おねがいもっとーッ、と、肺腑えぐられる思いで空のお小皿をむなしく見つめつつ、残りのお汁粉を平らげることになります。

そこへいくと、「ロイズ」のポテトチップチョコレートは、大箱の中に小分けの三袋、たっぷりあった。「オリジナル(ミルクチョコ)」「ビターマイルド」「フロマージュブラン(ホワイトチョコ)の、三種類です。

ますは、以前食べたことのある「オリジナル」を開け、大きいところを選(え)って、ぱくり。

チョココーティングした厚めのポテトチップがぽってりした歯触りで、あらまあ濃厚なチョコだこと・・と、思う間もなく、塩の粒が舌に当たるほどにしょっぱくて、おいしい。

食前酒のつまみにちょっひと口、の、つもりだったんですが、やめられなくなりました。そして、ゴハン前だというのに、見る見るオナカイッパイになった。

幸い今宵は肉料理でなく、多少なりとも軽めの、魚の塩焼きです。

焼き魚に合わせるワインも、ボルドーの白などやや甘みの勝ったものにすると魚本来の塩味が引き立つ、と、近所の酒屋さんでおしえてもらったことが、あります。


PIC_0606.JPG
玉三郎がパリに来る!

前菜は、アボカド、レモンと塩で
主菜は、鴨の中華てり焼き(テイクアウト)、カリフラワー塩茹で、根野菜入り炊き込みご飯


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