立ち呑み日記・世界滅亡の日 [ワルガキ]
「世界滅亡だから宿題しなくていーい?」
と、ワルガキ二匹。
「学校が終わるまで世界は滅亡しません」
・・とまあ、ここのところ幾度となく繰り返し、いよいよ世界滅亡の日を迎えました。
すると、こつ然と思い出したんですが・・
ノストラダムスの大予言って、そういえば、あったナ。
1999年7月に恐怖の大王が来る、だったか、われわれ子どもは、遠い未来に待ち受けるというおそろしい事態に身をうちふるわせ、テレビの特番で見たことなんかをさんッざん語り合ったものです。
『ノストラダムスの大予言』(五藤勉著・祥伝社刊)は、1973年11月に初版が発売。先年から蔓延していた公害問題、オイルショックなどの不安要因とあいまって、大ミリオンセラーになりました。
ノストラダムスはフランス人で、16世紀、南フランスを拠点に活動し、当時ベストセラーの著作物を持つ医師で占星術師で詩人でもある有名知識人でした。
1999年の前年だったか前々年だったか、ノストラダムスが住んだ家を訪ねたことが、あるんです。サロン・ド・ブロヴァンス、という、南仏の、小さな町にあります。
この町がまあ、恐怖の大王もカフェでつい食前酒をたのんじゃう、と、いうほどに、のんびりした素敵なところ。
プロヴァンス地方らしい、くっきりした青空の下、小さい広場の真ん中にかわいらしい泉があって、舗道に張り出したカフェのテラスで、みなさん一様にくつろいでいます。
ノストラダムスの家は、その泉のすぐ近くにありました。この家で、再婚となる妻アンヌと生活をはじめ、六人の子をなし、著作物の大半を書き上げたそう。
その時代に南仏で使われていた家具だのが陳列され、いよいよ最後に、1999年7月・・というかの有名なクダリのところに拡大鏡が当てられた本が、ショーケースに陳列されています。
どれどれ、と、のぞきこむと、今とはやや異なったフランス語で、書かれている。
しばし鑑賞して、また外に出ました。すると、まぶしい太陽。くっきりした影を落とす並木の木陰。ざらざらと快い音を立てる苔むした泉。
『ノストラダムスの大予言』が醸すまがまがしさの対極です。
この本は、ノストラダムスの著作の翻訳ではなく、作家五藤勉の意訳・創作によるところも多いのだそうです。
思えばこの本が書かれた時代の日本では、フランスはうんと遠い国だった。
海外旅行といえば、清水の舞台から飛び降りた気持ちで参加するパックの団体旅行で、個人で南仏の小さな町まで足をのばしてみる、などとは思いもよらなかった。
もし、あのころ今日のように自在に海外旅行できたなら、『ノストラダムスの大予言』は、もっと違った読み方をされたのでは、ないでしょうか。
すなわち、エンターティーメント、と、ハナッから割り切って、たのしめた。
世界滅亡に合わせて、南米ではマヤ文明ゆかりの町でさまざまなイベントが開催され、世界から観光客が例年の比ではないほど訪れているそうです。
花屋で春の先取り。
前菜は、グリンピース・さいの目ニンジン・トマトのマヨヨーグルト和えサラダ
主菜は、鱒(マス)のムニエル、じゃがいも・ニンジン・カブのブイヨン煮
と、ワルガキ二匹。
「学校が終わるまで世界は滅亡しません」
・・とまあ、ここのところ幾度となく繰り返し、いよいよ世界滅亡の日を迎えました。
すると、こつ然と思い出したんですが・・
ノストラダムスの大予言って、そういえば、あったナ。
1999年7月に恐怖の大王が来る、だったか、われわれ子どもは、遠い未来に待ち受けるというおそろしい事態に身をうちふるわせ、テレビの特番で見たことなんかをさんッざん語り合ったものです。
『ノストラダムスの大予言』(五藤勉著・祥伝社刊)は、1973年11月に初版が発売。先年から蔓延していた公害問題、オイルショックなどの不安要因とあいまって、大ミリオンセラーになりました。
ノストラダムスはフランス人で、16世紀、南フランスを拠点に活動し、当時ベストセラーの著作物を持つ医師で占星術師で詩人でもある有名知識人でした。
1999年の前年だったか前々年だったか、ノストラダムスが住んだ家を訪ねたことが、あるんです。サロン・ド・ブロヴァンス、という、南仏の、小さな町にあります。
この町がまあ、恐怖の大王もカフェでつい食前酒をたのんじゃう、と、いうほどに、のんびりした素敵なところ。
プロヴァンス地方らしい、くっきりした青空の下、小さい広場の真ん中にかわいらしい泉があって、舗道に張り出したカフェのテラスで、みなさん一様にくつろいでいます。
ノストラダムスの家は、その泉のすぐ近くにありました。この家で、再婚となる妻アンヌと生活をはじめ、六人の子をなし、著作物の大半を書き上げたそう。
その時代に南仏で使われていた家具だのが陳列され、いよいよ最後に、1999年7月・・というかの有名なクダリのところに拡大鏡が当てられた本が、ショーケースに陳列されています。
どれどれ、と、のぞきこむと、今とはやや異なったフランス語で、書かれている。
しばし鑑賞して、また外に出ました。すると、まぶしい太陽。くっきりした影を落とす並木の木陰。ざらざらと快い音を立てる苔むした泉。
『ノストラダムスの大予言』が醸すまがまがしさの対極です。
この本は、ノストラダムスの著作の翻訳ではなく、作家五藤勉の意訳・創作によるところも多いのだそうです。
思えばこの本が書かれた時代の日本では、フランスはうんと遠い国だった。
海外旅行といえば、清水の舞台から飛び降りた気持ちで参加するパックの団体旅行で、個人で南仏の小さな町まで足をのばしてみる、などとは思いもよらなかった。
もし、あのころ今日のように自在に海外旅行できたなら、『ノストラダムスの大予言』は、もっと違った読み方をされたのでは、ないでしょうか。
すなわち、エンターティーメント、と、ハナッから割り切って、たのしめた。
世界滅亡に合わせて、南米ではマヤ文明ゆかりの町でさまざまなイベントが開催され、世界から観光客が例年の比ではないほど訪れているそうです。
花屋で春の先取り。
前菜は、グリンピース・さいの目ニンジン・トマトのマヨヨーグルト和えサラダ
主菜は、鱒(マス)のムニエル、じゃがいも・ニンジン・カブのブイヨン煮
2012-12-22 01:31
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コメント(2)
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可愛い~~~滅亡しちゃうから宿題しなくていい!?
って!
なんて可愛い子供たちなんだ。。
そんなのお母さんに通じるわけないのに。。
by CROSTON (2012-12-22 18:32)
通じるワケありません。
by ぐちぐち (2012-12-22 20:45)