立ち呑み日記・白い飲み物 [食前酒]

昨日は赤い飲み物のハナシだったので、今日は、白い飲み物のハナシです。

白い飲み物、と、いえばもうこれは、カルピス・・と、思ったら、矢も盾もたまらず飲みたくなって、アジア食材店に、かけこみました。

今は紙パックなんですネ。イソイソ買ってきて、手を洗うのももどかしく、卓上のミネラルウォーターで割って、飲みました。

ウーム・・・

おいしいにはおいしい。が、いまひとつ物足りない。何が足りない、と、コップの白い飲み物を、しげしげ眺めて気づきましたが、氷がはいってない。とはいえ、乾燥した土地柄、氷の出番はめったになく、つくり置きが、ありません。

やっぱり、氷が途中でカラランと鳴ってくれないと、カルピスを飲んでいる「感じ」が、出ないものですネ。あと、ミンミン蝉の鳴き声と、風鈴ちりりんも、できれば効果音として、欲しかった。

さらにぜいたくを言わせていただくと、CMでしか見たことのない、朝顔型のコップ、あれで一度でいいから飲んでみたいなあ・・

・・と、うらやみながら、目の前の室温のカルピスを、飲み干しました。

最近の希釈用の濃縮液は、子どもがつくって飲むというより、オトーサンオカーサンの晩酌の焼酎割りに使われる場合が、多いんだそうです。

子どもらはもっぱら、カルピスウォーター。と、いうことは、今日の子どもの間では氷無しが主流なんでしょうか。ワタシらのころは、エアコンもなかったし、カルピスの氷で、涼を感じたのでありましょうか。

フランスの白い飲み物といったらまず、パスティス、です。黄金色の、40度もあるお酒で、水で割ると、たちまちに白濁する。

ギリシャのウーゾも同じ種類ですが、ウーゾは、タパスみたいなおつまみの数々をしっかりしたためながら、飲むものだそうです。

パスティスは、食前酒なので、せいぜいオリーブをつまむぐらい。

ホラよく、インド料理屋さんの最後の口直しに出てくる、ういきょうの粒、ありますよね、あれの香りなんですが、歯磨き粉でうがいしているみたいな、独特の風味があります。

うえーペッペッ、と、慣れるまではニオイさえ忌み嫌うのに、いったん慣れると、やみつきになるお味。

「パスティスみたい」
と、初めてカルピスを目の前にしたフランス人は、かなッらず、言います。

前回、アジア食材店でカルピスの希釈用を買った暑い日、たまたま訪ねてきたフランス人に、カルピスを出してあげました。

「これ、すごくおいしい飲み物ですね」
と、ごくごく飲み干したフランス人。

「アニスの香りがとてもいい」
とのことでした。

PIC_4467.JPG
オペラ座の前の大通りはあいかわらず混んでます。

前菜は、トマトとキュウリと春雨の中華風サラダ
主菜は、ミラノ風(パルメザンチーズ入り)仔牛のメンチカツ、白飯とカレーソース、インゲン塩茹で

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なゆ

最後の一言「アニスの香り」に大笑いしてしまいました。
あぶなく、赤星をこぼしそうになるほど(笑
遠く離れた杉並の飲み屋さんからスマートフォンで拝見しています。

うちは主人も私もペルノー・リカールが大好きで、3時のティータイムにカフェで飲むお酒と言ったらパスティスです。あの独特な味がクセになります。

カルピスもいまやアサヒの傘下、国内ではアサヒビールが発売したカルピスサワーの売れ行きが好調だとか。いまや大人の飲み物なのかもしれませんね。
by なゆ (2012-05-26 16:19) 

ぐちぐち

少子高齢化で、カルピスも子ども相手では太刀打ちできなくなり、大人にターゲットを向けている、と、検索したら出てきました。

杉並の飲み屋さん、うらやましいです。そういう飲み屋さんで、「赤星」をグイッと飲むのが、この夏の私の目標です。
by ぐちぐち (2012-05-27 21:18) 

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