立ち呑み日記・赤い飲み物 [食前酒]

郵便局へ用を足しに出ました。

ずうっと雨続きだったのが、久々に
くっきり晴れ上がった、夕方。

最近は日没がうんと遅くなりましたから、
夕方といっても、日暮れ時でなく、
午後の普通の時間みたいです。

が、あくまで夕方。

どうしてそう夕方に拘泥しているかと
言いますと、カフェのテラスで、みなさん、
食前酒を召し上がっていらっしゃる。

ああもうそんな時間なんだ・・

のんびりできていいなあ、と
実に、実に、ねたましい。

タンクトップで、足を投げ出している
二人連れのマダムの小卓に、異なる
二つの赤い飲み物が、ありました。

これが、傾きかかった陽射しを
反射して、きれいなの、なんの。

小皿のクラッカーを間にはさんで
一方は、ロゼワインです。

もう一方は、もっと目の覚める赤で、
薄い層をなすピンクの泡からすると、
モナコ、でしょうか。

ビールをサイダーで割って、グレナデンシロップで
赤く色をつけた、フランス風のカクテルです。

うらやましいなあ・・

夕方のカフェのテラスぐらい、赤い飲み物が
似合う場所は、ほかにありますまい。

オ、あちらのテーブルでは、キールをお召し上がり。

グラスに汗をかいているところからして
うんとつめたいことがわかります。

ワタシもまぜてくれないかなあ・・

モナコやキールは、ちょっと甘いので、ワタシは
ようく冷えたロゼワイン、これでいきたいところ。

以前ブリュッセルに行って知りましたが、
ベルギービールには、まぜものなしで
最初ッから赤いのが、あるんですネ。

クリーク、というサクランボの甘いビールもそうですが、
ウメボシみたいな酸味のある、さっぱりした赤いビール。

エートあれ名前なんていったっけ、
と、検索してわかりました。

ローデンバッハ、でした。

今ごろ、ベルギーのカフェのテラスでは、
こういうビールのグラスが、夕方の
陽射しを赤く受けているんでしょうか。

お酒をたしなまない方は
ディアポロ・カシスなんか、どうでしょう。

炭酸とカシスシロップを割った飲み物で、
フランスの子どもが、たまさかに
カフェに連れてきてもらったときによく、
大人ぶって注文しています。

子どもでなくったって大好きです。

現に、向こうのテーブルの学生カップルらしき
お二人が、赤くてシュワシュワしたのを
ごくり、またごくりとやりながら、
何かのテキストをめくっている。

まぜてーッ、と、心の中で絶叫しながら、
郵便局が閉まらないうちに、
仕方なく、道を急ぎました。


PIC_4470.JPG
修復作業中。こわそうですねえ・・

前菜は、アボガド、レモンとヘーゼルナッツで
主菜は、スケソウダラのニンニク風味白ワイン蒸し、じゃがいもピューレのおろしチーズ焼き、インゲン塩茹で

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コメント 2

なゆ

いま、ホッピーに切り替えて飲んでいますが、フランスの光景が実に羨ましいです。
赤い食前酒、よいですねー。行きたいです、パリ。
ブログの飲み歩きカテゴリーに、「パリ」の文字がいつか入りますようにと、毎日の飲酒でエンゲル係数高すぎの家計簿を見ている私^^;
by なゆ (2012-05-26 16:24) 

ぐちぐち

なゆさん、パリにぜひ! ご案内いたしますぞ!!
by ぐちぐち (2012-05-27 21:12) 

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