立ち呑み日記・タンク型給湯器 [困った!]
ポタ・ポタ・ポタ・ポタ、と、バスルームの給湯タンクからもう、うんッざりするまでの水滴の音。
八分音符を刻むごとく、素早くポタ・ポタ・ポタ・ポタ・・
放置するとそのへんいちめん水浸し、のみならず階下に浸透して住宅保険を巻き込んだエラいことになりますから、盥(たらい)代わりにプラスチック製ゴミ箱をポタポタの下に置いてあります。
うちの温水タンクのリズムが狂いました。
フランスの多くの家庭で使われている給湯タンク、タンク外へのポタポタは実のところ当然なんですヨ。タンク内で水が温められると蒸気で内部の圧力が高まるので、その圧力を逃がすためにポタリ・・・ポタリ・・・と水滴が外に落ちるしくみになっていて、その水滴は空き缶みたいな受け皿から排水管へと流れていきます。
そのポタリ・・・ポタリ・・のテンポが早くなり過ぎると、受け皿からあふれ出ちゃう。
こうなったのは訳があり、ワタシが買い物に出ている間に二階下の一人暮らしの青年が助けを求めに来たらしいんですね。
青年の部屋の給湯タンクが必要以上にポタポタして止まらず
「配管工さん紹介してくれませんか」
というわけです。
まかせなさい、と、家にいたオットが青年を招き入れると、うちの給湯タンクで状況の詳しい説明をしてくれたそうです。
ただ、わがオットは無類の機械オンチ、説明を聞いたところでどうにもなりゃァしない。
「圧力レバーがバカになっちゃったみたいなんです、ホラここのところ」
と、青年はうちの給湯タンクの圧力レバーに手をのばし、条件反射的にひゅっと動かしたもよう。
するとたちまち、うちの給湯タンクも必要以上のポタ・ポタ・ポタ・ポタ・・が始まってしまった。
「なんでいきなりグッとやっちゃったんだかねえ」
と、大慌てで呼んだなじみの配管工さんのこぼすまいことか。
配管工さんは、青年のところとうちと階段を上がり下りしながら同時にあんばいすることとなりました。
青年のタンクは幸いにもイッパツで正常に戻りましたが、うちは、ダメ(涙)。配管工さんがあれこれして、やれうれしや元通りになった、と胸なでおろしたその矢先、またぞろポタポタ始まっちゃう。
「そのうちしぜーんとおさまるんじゃないかね」
と、配管工さんは暢気なこと言って帰り支度を始めます。
「おねがい見捨てないでッ」
と、すがりつく勢いのアラフィー女(ワタシです)をふりきるように、配管工さんは去って行きました。
フランスの給湯器って、まったくもうどうしてこんなポタポタのしくみなんだか。日本の給湯機にポタポタ、ついてるでしょうかッ。
外部にポタポタさせなくていいしくみになぜ開発できないんだか(ドン、と机を叩く)。
フランスのタンク型給湯器は、20世紀初頭にフレデリック・ソテーというスイス人が開発したものだそうです(今もソテー社といったら大手です)。
やっぱり、当時、産業革命を経たところで、産業革命といえば蒸気機関ですから、家庭用給湯器でも蒸気の存在をポタポタで確認したかった、ん、でしょうかネ。
配管工さんの見立て通り、過度のポタポタはしぜーんとおさまりました。
モンダイの箇所がこれです。ポタポタがいったん外の目に触れます。そうならないしくみでもいい気がするんですが、考えてみればディズニーランドの室内型ジェットコースターも一瞬外に出ることがありますが、あれと同じ感じなんでしょうか。
前菜は、アボカド、レモンで
主菜は、七面鳥ささ身ムニエル、野菜クスクス、いんげん塩茹で
八分音符を刻むごとく、素早くポタ・ポタ・ポタ・ポタ・・
放置するとそのへんいちめん水浸し、のみならず階下に浸透して住宅保険を巻き込んだエラいことになりますから、盥(たらい)代わりにプラスチック製ゴミ箱をポタポタの下に置いてあります。
うちの温水タンクのリズムが狂いました。
フランスの多くの家庭で使われている給湯タンク、タンク外へのポタポタは実のところ当然なんですヨ。タンク内で水が温められると蒸気で内部の圧力が高まるので、その圧力を逃がすためにポタリ・・・ポタリ・・・と水滴が外に落ちるしくみになっていて、その水滴は空き缶みたいな受け皿から排水管へと流れていきます。
そのポタリ・・・ポタリ・・のテンポが早くなり過ぎると、受け皿からあふれ出ちゃう。
こうなったのは訳があり、ワタシが買い物に出ている間に二階下の一人暮らしの青年が助けを求めに来たらしいんですね。
青年の部屋の給湯タンクが必要以上にポタポタして止まらず
「配管工さん紹介してくれませんか」
というわけです。
まかせなさい、と、家にいたオットが青年を招き入れると、うちの給湯タンクで状況の詳しい説明をしてくれたそうです。
ただ、わがオットは無類の機械オンチ、説明を聞いたところでどうにもなりゃァしない。
「圧力レバーがバカになっちゃったみたいなんです、ホラここのところ」
と、青年はうちの給湯タンクの圧力レバーに手をのばし、条件反射的にひゅっと動かしたもよう。
するとたちまち、うちの給湯タンクも必要以上のポタ・ポタ・ポタ・ポタ・・が始まってしまった。
「なんでいきなりグッとやっちゃったんだかねえ」
と、大慌てで呼んだなじみの配管工さんのこぼすまいことか。
配管工さんは、青年のところとうちと階段を上がり下りしながら同時にあんばいすることとなりました。
青年のタンクは幸いにもイッパツで正常に戻りましたが、うちは、ダメ(涙)。配管工さんがあれこれして、やれうれしや元通りになった、と胸なでおろしたその矢先、またぞろポタポタ始まっちゃう。
「そのうちしぜーんとおさまるんじゃないかね」
と、配管工さんは暢気なこと言って帰り支度を始めます。
「おねがい見捨てないでッ」
と、すがりつく勢いのアラフィー女(ワタシです)をふりきるように、配管工さんは去って行きました。
フランスの給湯器って、まったくもうどうしてこんなポタポタのしくみなんだか。日本の給湯機にポタポタ、ついてるでしょうかッ。
外部にポタポタさせなくていいしくみになぜ開発できないんだか(ドン、と机を叩く)。
フランスのタンク型給湯器は、20世紀初頭にフレデリック・ソテーというスイス人が開発したものだそうです(今もソテー社といったら大手です)。
やっぱり、当時、産業革命を経たところで、産業革命といえば蒸気機関ですから、家庭用給湯器でも蒸気の存在をポタポタで確認したかった、ん、でしょうかネ。
配管工さんの見立て通り、過度のポタポタはしぜーんとおさまりました。
モンダイの箇所がこれです。ポタポタがいったん外の目に触れます。そうならないしくみでもいい気がするんですが、考えてみればディズニーランドの室内型ジェットコースターも一瞬外に出ることがありますが、あれと同じ感じなんでしょうか。
前菜は、アボカド、レモンで
主菜は、七面鳥ささ身ムニエル、野菜クスクス、いんげん塩茹で
2017-02-03 07:44
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コメント(2)
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なんでポタ・ポタなんでしょうねぇ?
温度が上がれば体積が増えるのはわかりますが、ならば漏れずに排水されればいいんですが・・・。
それに拘らないのがフランス的なおおらかさなのかな?
by とんちゃん (2017-02-05 07:04)
そうなんですヨ、なぜじかに排水につながらないんだかまったくもう・・
by ぐちぐち (2017-02-07 04:18)