立ち呑み日記・ブルとモノ [追究]

あぢー・・
と、9月も半ばだというのにパリはここのところとげとげしい太陽にあぶられる日が続き、海を、過ぎ去ったバカンスを、懐かしむまいことか。

この夏は「ブルキニ」というイスラム教の女性向け水着で喧々諤々(けんけんごうごう)となりました。

フランスでは公共の場に宗教色を打ち出さない、ということで、カンヌなどビーチの有名どころでブルキニをしめだした。

ンなの大目に見たっていいじゃない世知辛いわねえ、
とも思いますが。

これ日本でたとえるなら、「うちわだいこ」じゃないでしょうか。

音が響くし持ち運びも軽いからアイドルのコンサートやスポーツ観戦に
「うちわだいこ、みんなで鳴らさない?」
ということになったとする。

しかしうちわだいこは特定の仏教宗派を連想させ
「こういう場でいかがなものか」
と社会問題になっていく、トまあ考えてはみたんですけど、いまひとつ例がわかりづらくハナシがかえってややこしくなっちゃいました。

さてブルキニ、もし日本に上陸したら、ウケがいいんじゃないでしょうか。

実家近くのイトーヨーカドーにこの夏ずらり吊るされていた水着は身体の線を隠すスカートやショートパンツ付きで、脚をすっぽり覆う水着用スパッツやUVケアの施された水にも入れるパーカー等も人気筋。

これらを全部まとっても紫外線にさらされる首元からあご下まで、ブルキニは完全に覆うんですゾ。

ブルキニの素材はどんなでしょうかネ。

フランス語の通販ページによると、
「ライクラで着心地よく水切れも良い」
とのことでした。

が、UVケアについては言及がありませんでした(ワタシの見たページでは)。

ユニクロあたりがUVケア素材で開発販売したら日本のオバサン連がとびつく気がします。海のみならず、庭の水撒きやウォーキングに重宝しそう。

「紫外線についてはわかるけどサ」
と、友人のフランソワーズはしかし肩をすくめましたね。

他人から見「られる」から隠す、
という発想が理解不能だと言うんです。

フランス人は「私」が第一なので、ビーチでブヨブヨのわき腹さらそうがおかまいなし、老若男女自分好みの水着でデーンとしています・・

・・とこう書きながら思い出しましたが、ブルキニの対極ともいえる、「モノキニ」って、そういえばあったナ。

フランスの水着売り場では、ビキニの上と下が別売りだったりします。晴れた日のセーヌ河岸でも、モノキニ一丁で胸も露わに気持ちよさげに日光浴している女性っているんですヨ。

モノキニ、日本ではどうなんでしょうか・・

・・とウィキペディアをひいてヘーエとなったんですが、欧州でいう「モノキニ」とはまったく異なるものなんですネ。前から見るとワンピース、後ろから見るとビキニに見えるものを、「モノキニ」。

韓国版、スリランカ版もこの解説を採用してました。やはり文化的に、女性が隠す方へ行くお国柄と解放へ向かっていくお国柄は別の道なんでしょうね。

マ、どっちがよくてどっちが悪いというものでもなし。

あぢー・・
と、バカバカしいこと考えているうちににわか雨がたち、やんだ途端に秋模様となりました。


P1000534.JPG
明日はマルシェです。

前菜は、トマトサラダ、ロールモップ(ニシン酢漬けのスライス玉ネギ巻き)、ちびキュウリとバジリコの実味噌漬け
主菜は、仔牛肉の「芯」、香り茸と小粒じゃがいものクリームソテー、グリーンサラダ


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。