立ち呑み日記・神保町ランチ

神保町に、10歳のムスコの柔道の黄色帯を買いに行きました。神保町の一帯は古本街とスポーツ店街です。

駅の地図をニラみつつがなく用事をすませてみれば、時分どき。首から名札を提げた紳士や淑女がわらわら、わらわらと交差点を行き交っています。

このあたりは会社街ですから、ランチのおいしい店もさそかし多いんじゃないでしょうか・・

・・と思ったら、ワタシもぜひとも賞味してみたいとお腹がグーとなりました。が、目につく店は炎天下ながらどこも行列が出来ています。

釜揚げうどんの店など、行列のシッポが隣りの隣りのそのまた隣りのビルまでのびているほどでしたヨ。

空調のきいたガラス戸の内側の通りに面した一等席ではランチおデートなのか、はたまた単なる同僚や上司と部下か、白シャツの若き善男と善女が向かい合って大きなかき上げを横に太くてコシの強そうなところをするり、するりとやっています。

いいナ、食べてみたいナ。

そのためには隣りの隣りのそのまた隣りのビルの前まで行列のシツポをつかみに行かないとなりません。午後イチで職場に戻るわけでない身としてはなるたけ行列なしでいきたい所存であります。

それに、お腹がグーと鳴った瞬間、打てば響くようにラーメンと餃子のあで姿が脳裏に浮かびました。

会社街の中華そば屋といったら美味しい店がしのぎを削っているのではないでしょうか。じっさいラーメン屋は何軒も目につき、いずれも行列が外にはみ出しています。

小路に顔をつっこんでみれば、オオ、古びて小さくて、いかにも美味しそうな店・・

・・と、近寄っては見ましたけど、当然のごとく白シャツ紳士連が額の汗拭きつつ外で待機しています。部外者のオバサン(ワタシです)には近づきがたい雰囲気。

仕方ない、実家に戻って「サッポロ一番」茹でるしかないな、・・・と、あきらめかけた矢先のことでした。行列のまるでできてない中華屋さんが、ある。

こういう場合、幸と不幸のどっちなんでしょうネ、地元サラリーマンがどうしてだか見向きもしない店ながら、並ばずに席の空いて広々した店内でゆっくりお食事が出来る。

とはいえ、名札を提げた紳士もちらりほらりとお食事なさっておられましたヨ。

「なぜ、この店をお選びになったんですか?」
と、聞いてみたい心境になりました。

ややオドオド店内に入ってみれば、店員さんも厨房の料理人さんたちも全員中国人の、本格中華です。

炒めものもいろいろあるようでしたがここは初志貫徹、外のメニューでしかと確認した魚介醤油ラーメンというのと餃子を
「おねがいします」

待つことしばし、まず餃子登場。黄金色にパリッではなく、パリの中華屋さんで出て来るようなまだら焼けの餃子です。

ロゼワインに合いそうな美味しさ。

魚介醤油ラーメンは煮干しの風味がぷんとたち、これはこれでおいしかったです。店員さんの雰囲気といい味といい、全般的にパリの中華屋さんみたいでした。

夏の一時帰省もあと少しで終わりです。


P1000033.JPG
古本屋のワゴンでハードカバーの本も1冊200円ナリで買っちゃいました。

前菜は、トマトサラダ
主菜は、チャプチェ、マカロニのミートソースグラタン、ブロッコリー塩茹で、きゅうりの糠漬け

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ゆみ

なんと、神保町にいらしてたんですね!久しぶりにお会いしたかった。次回はおいしいお店にお連れします。
by ゆみ (2015-08-28 22:45) 

ぐちぐち

おねがいいたします。今の職場、神保町なんですか?
by ぐちぐち (2015-08-29 07:42) 

ゆみ

Yさんから聞いたアドレスにメールを送っても、戻ってきてしまうのです…。
by ゆみ (2015-08-30 20:32) 

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