立ち呑み日記・その町は消えた [女子]
熊谷俊哉、ってみなさん、憶えてます?
1970年代、NHK少年テレビドラマシリーズの立役者で、ちょっとはにかんだような風情がワタシら女子小中学生の心をグッとつかみました。
NHK少年ドラマシリーズ、大好きだったんですよねえ・・
古くは「タイムトラベラー」。このシリーズにはゴールデンタイムを賑わす当代人気スターは登場せず、子役の劇団に所属する未だ無名の同世代が演じます。名古屋局制作では「中学生日記」の出演者とかぶっていることもよくありました。
そのなかで、熊谷俊哉くんはイチ押しに魅力的だったんですヨ。
そう、気軽に「くん」付けしたくなるスター。
1974年「ユタと不思議な仲間たち」で、涼やかに登場します。彼は当時12歳。ひ弱な都会の少年が座敷わらしと交流しながら少しずつたくましくなっていく様子を好演。
熊谷俊哉くんの力量は、ここからです。
NHK少年ドラマシリーズでは、「なぞの転校生」「明日への追跡」「未来からの挑戦」「幕末未来人」「その町を消せ!」といったジュブナイルSFドラマを続々と放映してわれわれ小中学生の心を躍らせ、次元跳躍、パラレルワールド、なんて語彙をもたらしてくれました。
熊谷俊哉くんは、「未来からの挑戦」「その町を消せ!」に出演。
今思えばたったこの二作っきりですが、いずれも少し陰のある中学生の役で、ほんとうにかっこよかったです。
かっこいいいといっても、当時人気急上昇のたのきんトリオなどへきゃーきゃーする感じではなく、学校の先輩にでも憧れる感じ。
同世代の、身近な等身大スターといった感じでしょうか。
今日では個人情報保護上考えられませんが、当時は『明星』などのプロフィールに在籍中の高校名なんかも平気で載っていて、ワタシの通っていた東京都内の女子校と同じ区内にあることなどちゃんと知ってました。
それどころか文化祭でワタシが教室の展示の案内係をしていると、かの憧れの君が高校の仲間たちと連れ立って遊びに来たのに出くわしたことさえあります。
芸能活動をなさっているというのにごく平凡な黒い詰襟姿で、ワタシはといえば声もかけられず呆然と見送りました。
その後、いつしか少年ドラマシリーズどころでなく自分の青春に夢中になり、受験、学生生活、フランス行き、仕事、結婚・・とまあ人並みに日々の階段をかけのぼることになります。
熊谷俊哉くんも芸能界に道をみつけ、地道に活動をお続けだったようです。
インターネットが身近になって以来、かつて血道をあげた物事をふと思い出しては検索するたのしみを知り、NHK少年ドラマシリーズについてもDVDが出たり、当時の出演者たちによる集いが時折開かれていることなどうっすら知ってはいました。
そんななか、「未来からの挑戦」をNHKアーカイブで放映する記念イベントが先週開催された由、SNSでたまたま知りました。
この時公表されたそうですが、本来このイベントに参加するはずだった熊谷俊哉さまはかねてよりの病気療養の末、今年の年明けに肝臓がんでお亡くなりになったそうです。
53歳というお若さでした。
写真はしばしお待ちくだされ。
前菜は、トマトサラダ
主菜は、鶏ロースト、じゃがいもロースト、赤パプリカのグリル
1970年代、NHK少年テレビドラマシリーズの立役者で、ちょっとはにかんだような風情がワタシら女子小中学生の心をグッとつかみました。
NHK少年ドラマシリーズ、大好きだったんですよねえ・・
古くは「タイムトラベラー」。このシリーズにはゴールデンタイムを賑わす当代人気スターは登場せず、子役の劇団に所属する未だ無名の同世代が演じます。名古屋局制作では「中学生日記」の出演者とかぶっていることもよくありました。
そのなかで、熊谷俊哉くんはイチ押しに魅力的だったんですヨ。
そう、気軽に「くん」付けしたくなるスター。
1974年「ユタと不思議な仲間たち」で、涼やかに登場します。彼は当時12歳。ひ弱な都会の少年が座敷わらしと交流しながら少しずつたくましくなっていく様子を好演。
熊谷俊哉くんの力量は、ここからです。
NHK少年ドラマシリーズでは、「なぞの転校生」「明日への追跡」「未来からの挑戦」「幕末未来人」「その町を消せ!」といったジュブナイルSFドラマを続々と放映してわれわれ小中学生の心を躍らせ、次元跳躍、パラレルワールド、なんて語彙をもたらしてくれました。
熊谷俊哉くんは、「未来からの挑戦」「その町を消せ!」に出演。
今思えばたったこの二作っきりですが、いずれも少し陰のある中学生の役で、ほんとうにかっこよかったです。
かっこいいいといっても、当時人気急上昇のたのきんトリオなどへきゃーきゃーする感じではなく、学校の先輩にでも憧れる感じ。
同世代の、身近な等身大スターといった感じでしょうか。
今日では個人情報保護上考えられませんが、当時は『明星』などのプロフィールに在籍中の高校名なんかも平気で載っていて、ワタシの通っていた東京都内の女子校と同じ区内にあることなどちゃんと知ってました。
それどころか文化祭でワタシが教室の展示の案内係をしていると、かの憧れの君が高校の仲間たちと連れ立って遊びに来たのに出くわしたことさえあります。
芸能活動をなさっているというのにごく平凡な黒い詰襟姿で、ワタシはといえば声もかけられず呆然と見送りました。
その後、いつしか少年ドラマシリーズどころでなく自分の青春に夢中になり、受験、学生生活、フランス行き、仕事、結婚・・とまあ人並みに日々の階段をかけのぼることになります。
熊谷俊哉くんも芸能界に道をみつけ、地道に活動をお続けだったようです。
インターネットが身近になって以来、かつて血道をあげた物事をふと思い出しては検索するたのしみを知り、NHK少年ドラマシリーズについてもDVDが出たり、当時の出演者たちによる集いが時折開かれていることなどうっすら知ってはいました。
そんななか、「未来からの挑戦」をNHKアーカイブで放映する記念イベントが先週開催された由、SNSでたまたま知りました。
この時公表されたそうですが、本来このイベントに参加するはずだった熊谷俊哉さまはかねてよりの病気療養の末、今年の年明けに肝臓がんでお亡くなりになったそうです。
53歳というお若さでした。
写真はしばしお待ちくだされ。
前菜は、トマトサラダ
主菜は、鶏ロースト、じゃがいもロースト、赤パプリカのグリル
2015-02-21 04:48
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