立ち呑み日記・未来に戻る2 [真夜中]

「『バッツク・トゥー・ザ・フューチャー』を久しぶりに観よう」
と、週末の夜にワルガキ二匹が言い出し、晩ごはんの後にみんなでテレビの前に集まりました。

手に汗握って「1」を鑑賞した後は、どうしたって続けて「2」です。

今年はこのシリーズが生まれて30年という年。ロンドンではミュージカル版が公演されているんだそうな。

なるほどなあ・・
と、思わずにいられません。

映画が封切られた1985年、胸躍らせて銀幕にかぶりついた若者(ワタシらです)も相応にトシを重ね、子育てなんかも一段落してミュージカルを見にいくお財布と心の余裕もできた、ト、そういうことでありましょう。

時は過ぎますねえ・・

あとイギリスだったか、アメリカだったか、映画に登場する1950年代の街を模したテーマパークみたいなのが期間限定でできたらしい・・とまあうろ憶えなんですけど、そんなニュースもインターネットで見つけたことがありました。

「バック・トゥー・ザ・フューチャー」1と2は、1985年からタイムマシンにのって30年前の1955年、次いで30年後の2015年へ行く冒険物語。

その近未来の2015年が今年なんですもんねえ・・

映画の中の2015年が今日と決定的に違うのが、街をそぞろあるく人々です。当時考えた2015年では全員手ぶら。一人としてスマホをいじっている人がいない。

映画には、80年代をテーマにしたレトロカフェも登場します。

「今がレトロ?!」
と、この映画が封切られた当時、映画館ではくすくす笑いが巻き起こったものですが、今観ればレトロもレトロ。

マイケルジャクソンの「ビート・イット」が流れ、ボックス型のパソコンが古道具として売りに出ている。

その中に、1985年から来たマイケル・J・フォックスがほうりこまれるわけですが、「若い!」と、どうしたって画面のコッチ側で声を上げずにいられません。

想像してみてくださいナ。今、この場に1985年当時の聖子ちゃんカットの、ないしは紺のスラックスにストライプのコットンシャツで『ポパイ』小脇に抱えた、あなたが現れるんです。

今会う当時の自分に、どんな言葉をかけたらいいんだか。スタバにでもとりあえず連れて行きましょうか。

2015年のマイケル・J・フォックス(扮するマーティー)とその妻は47歳、堅実な中上流のサラリーマン家庭を築いていますが、日本人の上司から「クビだーッ」と、一方的な態度で命じられたりします。

ジャパンアズナンバーワンの時代も確かにあったかもしれませんが、現実の2015年ではバブル経済終焉して久しく、あのテの傲岸な日本人などそうめったにいそうにありません。

そう、バブルの日々もあったけれど、阪神大震災も、東北大震災も、あった。

マイケル・J・フォックスもまた、長らくパーキンソン病と戦い、昨年、「マイケル・J・フォックス・ショー」という主演コメディー番組でみごと返り咲いたそうですってネ。

ドク役のクリストファー・ロイドは今年、白髪がまさにぴったりの御年75歳。

彼らの、現実の2015年版を観てみたいです。


PIC_0048.JPG
寒さにうちふるえつつ信号を待ちながらパチリ。このホテルにその昔、福沢諭吉ら欧州使節団が宿泊しました。

前菜は、トマトサラダ
主菜は、鶏ロースト、じゃがいもロースト、モロッコいんげん塩茹で、グリーンサラダ


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