立ち呑み日記・ワッフル [おやつ]

チェスのお稽古の終わる夕方6時半。

うちの10歳はじめ3人の少年の送迎をおおせつかっているんですが、3名ともに退けた教室から飛び出してくるともうわれ先にこちらの手元のスーパーの袋を見ますね。

時間が時間だけに、おなかぺこぺこのぺッこぺこ。

フランスの家庭の晩ごはんはどんなに早くても7時半過ぎからで、チェスのお稽古はちょうどおやつの時間と重なります。

まして、チェスは手筋というのか、将棋講座と同じく駒の動かし方を図面などから推測したり分析したり、なかなかアタマを使うので、カロリーも必要なんです。

そこでとにもかくにもおやつというわけですが、送迎責任者(ワタシです)は胃にドシンとくるものを、スーパーで物色します。

本日は、リエージュ風ワッフルとうまいぐあいに「目が合いました」。

ワッフル、フランス語ではゴーフルといいますが、長方形で比較的フンワリ軽やかなのと、丸くてより甘くてずしっとしたのがあり、「ずしっ」のほうがリエージュ風。

日本のベルギーワッフルは、リエージュ風が中心だそうです。

「ずしっ」が、おやつを準備する身としてはとても心強かったです。ひと袋に5ケが、つごうふた袋。
「ということは3人だとひとりいくつずつ?」

・・・・
と、3名とも人差し指を唇にトントンして真剣に考え込み始めるんだからイヤになりますが、10歳の名誉のために明記しますと、「ひとり3個」という計算は3名とも
「即座にできた」
そうです。

モンダイは、残りの1個をどうするか。

三等分はしづらいですし、日本のようにじゃんけんで決めるという習慣がないので、こういうときは「意見の言い合い」が始まります。

「でもまず3個食べてからにしようぜ」

ハラが減っていてはいい考えも思い浮かびません。少年3名は、こちらの手からひったくるようにゴーフルを3ケずつにぎりしめ、さっそくかぶりつきました。

今食べる分ひとつずつもらったっていいのに、やはり手のひらにこれから食べる重さを感じていたいんでしょうかネ。

かじりながら、話題はオンラインゲームの攻略法に終始。

リエージュ風ゴーフルは甘食みたいで、もっくりもっくり、着実におなかにたまります。これが、オオカミの食欲にはうれしいところ。

男子三人寄るとコーフンして見境なく舗道を走り回るのにほとほと手を焼いている送迎の身としても、咀嚼しながら静粛に帰路をすすめることができて、実にありがたいです。

お蔭で、みんなの家の界隈まで万事つつがなく戻って来られました。

いよいよ少年の一人の家が目前に迫ったので、
「残りのゴーフル、どうする?」

「ありがとうマダム、ぼくもういらないです」
と、3名寄ると大騒ぎのき少年も単独だと礼儀正しいです。「おなかいーっぱい」

少なくともあと一週間はゴーフルのゴの字も見たくない・・
「ボクも」「ボクも」と、あとの2名も同意し、3つの頭を寄せ合って「オエー」と、はなはだ失礼なしぐさをしました。

しかしマ、ゴーフル、ことにリエージュ風ゴーフルの甘さともっくりには確かにそういうトコ、ありますナ。


PIC_0039.JPG
バスを待ちながらパチリ。寒くて中で休みたかったんですがそんな悠長なことしていてはバスが来ちゃうのでガマンしました。

前菜は、トマトとグリンピースのマヨ和えサラダ
主菜は、牛ひき肉ステーキ、じゃがいもソテー、バルサミコ酢をかけた焼きパプリカ



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