立ち呑み日記・日の丸 [追究]

「オカーサン、日本の国旗の赤丸って太陽でしょ?」
と、11歳のムスメ。

「そうですよ」

「じゃ白のところは?」
「エ」

学校でフランス国旗の意味を習ったらしいんですね。

青・白・赤の、白は王家の白百合の色、これをパリ市の紋章の色である青と赤ではさんだのがフランス国旗のトリコロール(だそうです)。

同時に、三色が自由・平等・友愛という俗説があり、順番でいうと白が平等。そうすると日本の国旗の白のところはどういうことなのかナ、と、思ったらしいんです。

「日の丸」といったら赤い丸で、白は無色の背景というだけで何も示唆してないようにも思うんですが。

「白は無色でなく白という色です」
と、鬼の首をとったように言い立てるムスメ。「ちなみに無色と透明とはまた異なります」

理科の時間、重箱の隅をつつくようなタイプの先生にぎゃんぎゃんやられたそうなんですが、色がない状態とは透明にあらず、なんだそうです。

限りなく透明に近い、となるとこれはブルーですが。

日章旗の白には何か意味があるんでしょうか。♪白地に赤く日の丸染めて・・という歌だって、日の丸と言及していても白地についてはさらっと流している。

♪純潔なる白地に、とか、♪平等なる白地に、とか、もう少しハッキリした説明が欲しかったです。

そこでわれわれで考えてみようではありませんか。日の丸の白い部分は何を表しているのか。

白飯、というのを、ワタシは強く押したい所存であります。お米は日本人の根幹をなす主食ですからね。日の丸弁当というがごとし。

平成6年(1994年)に天皇皇后両陛下がフランスを訪問された際、シャンゼリゼ大通りに史上初めて日本の国旗がずらりと並びはためきました。シャンゼリゼ大通りには国賓を迎えた時にのみその国の国旗が掲げられる慣習になっているんです。

ところがこの時の日の丸は赤丸がやや小ぶりだった。それはもう日の丸というより日の丸弁当で、通りがかりに見上げていると口の中が酸っぱくなってきたほど。

(おいしい日本のご飯食べたいなあ・・)
と、郷愁にむせびました・・

・・・とまあどうでもいいこと考えながらいちおう調べてみたら、白地は白飯などではなく、もっとちゃんと鹿爪らしい意味があることがわかりました。

そもそも天皇(朝廷)方の旗は錦の御旗(みはた)といって赤地に金の輪で日輪を表し、朝敵を征伐した大将に与えられていたものだそうです。

そこで源平合戦のとき、平家方が赤地のそれを掲げ、対する源氏は白地赤丸を掲げた。源氏が圧勝したので後々まで白地赤丸が象徴となった・・というのが、日の丸の由来だそうです。

平家が勝っていたら日本の国旗は赤地に金の日章という、はなはだにぎにぎしいものになったことでありましょう。

もし、我が国の国旗を錦の御旗に戻そう、なんてハナシが浮上したとすると、万事派手好きな大阪のオバサン連あたりから大きな支持がもらえそうな気もしますが。


P1020204.JPG
今日はなかなかやまない雨でした。

前菜は、トマトとオイルサーディンのサラダ
主菜は、七面鳥腿肉ロースト、じゃがいもロースト、いんげん塩茹で

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