立ち呑み日記・お昼は家で [ランチ]

この9月から10歳のムスメが中学に上がり(フランスの学制は日本の6・3・3制と異なり5・4・3年制なんです)、お昼にいったんうちに帰って食べることになりました。

中学には学食もあり、クラスの大半は給食を申し込んでいるようです。

が、上にきょうだいがいるなかよしからムスメが聞き及んできたところによると、
「生徒が多すぎてすごい行列」

行列もまたよし、なかよしとぺちゃくちゃやりながら給食を食べる方が何倍も楽しかろうと思うんですがねえ・・

しかしまあ、こちらとしては冷蔵庫の残り物をあれこれすれば済むことですからね。

「スパゲッティばっかり毎日、っていうのはやめてね」
と、しょっぱなからくぎを刺すムスメ。

日曜のお昼というと、スパゲッティ、それも市販のバジリコソースで和えたなりが
「食べたい、食べたいったら食べたいッ」
と、朝からひと騒ぎするっていうのに毎日のこととなると食べる前から敬遠のもよう。

「晩ごはんみたいなちゃんとしたのがいい」
と、殊勝なことさえ言い出す始末です。

ワタシなど小中学校時代の夏休みといったらお昼にインスタントラーメンを食べるのがたのしみだったものですが。

「あのころお昼といえばホットケーキだった」
という、やや年下の知り合いもいます。

ちょうど、ホットプレートが家庭に入り出した時期なんですね。

土曜のお昼というときまってテーブルにホットプレートが出て、焼き上がったそばからあつあつを皿にとり、合いの手にハムや卵なんかも食べたものだそう。

以前youtubeで、『となりの八重ちゃん』という戦前の日本映画を観ていたら、ありあわせでお昼を出すシーンが、ありました。

「あいにく冷たいご飯しかないけど」
などと言いながらオカーサンがおかずをのせたお盆とおひつを運んで来るんですが、意外なほど小鉢小皿の品数が、ありました。

冷蔵庫のない時代ですから、保存のためにもおかずの味つけは健康志向の今よりもっとずっと濃かったことでありましょう。

ご飯がついついすすむ味、とでもいいましょうか。

ワタシもまた昭和40年代前半の遠―い記憶では、同居の祖父母とともに白黒テレビの置かれた茶の間のちゃぶ台で、おひつのご飯につけものとつくだ煮ぐらいで平日のお昼を済ませていたようです。

焼きそばや肉屋のコロッケが食卓に上るのは、オトーサンがいる日曜の昼だけ。

あとわれわれ子どもは、卵かけご飯もよく食べました。ただしお茶碗のそれだけで、ほかにおかずは、なし。

今オカーサンになって、そういう食べ方は栄養バランスからいっても
「ありえな~い!」
としか思えませんが、当時はこれで普通だったんですね、

お弁当箱もホラ、当初はご飯が四分の三を占め、おかずの仕切りは四分の一でしたよネ。

さてムスメのお昼ごはんも、お弁当を持って行けるなら本人もうんとラクなように思うんですが。フランスは日本製のお弁当箱でつくるbentoブームがはじまっています。

が、残念、衛生上もあり、中学の校内に食べものを持ち込むのは厳禁なんだそうです。


P1010283.JPG
大きい公園にあるこのテのブランコは5分刻みの有料で、1ユーロ50(約180円)ぐらいです。

前菜は、トマトとオイルサーディンのサラダ
主菜は、仔羊腿肉グリル、さいの目じゃがいもソテー、インゲン塩茹で、グリーンサラダ

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