立ち呑み日記・コボウ抜き [食前酒]

仕事で日本に行っていた食通の親戚からゴボウチップス、というのを、もらいました。

どれどれ、と、すぐさま袋をびりりと開け、食前酒のおともに、カリカリすると、うす焼きせんべいみたいな表面に黒いテンテンがあり、なるほど、ゴボウ味です。

「ゴボウはサラダが一番うまいね」
と、親戚。お昼によく、コンビニやパン屋などのおかずパックで買って食べていたそうで、胡麻油と醤油とマヨネーズがまざった濃い目のドレッシング和えで、しゃきっとした歯ざわりがお気に入りだったみたいです。

そういやゴボウサラダ、久しく食べてないナ。と、いうより、ゴボウ自体を長いこと食べてなかった。

みなさんのところでは、お正月のおせち料理にゴボウの煮しめ、はいりますか。うちの実家は、はいります。5センチくらいにすぱんすぱんと切ったのちにちょこっと面取りして、やつがしらや、クワイや、にんじんや、しいたけを煮た煮汁で、最後に煮る。

でないと、全体が黒っぽくなっちゃいますからね。

このゴボウの煮しめを、一年間待ち焦がれたぞよと両手すり合わせて箸をのばすか、と、いうと、そこまでの興奮はなく、やつがしらや、クワイや、にんじんや、しいたけと均等に、お正月らしい静粛のうちに、取り皿にとりわける。

「ゴボウがやわらかく煮えたわね」
ぐらいは、言うかもしれません。

キンピラゴボウは、どうでしょうか。

彼女に作ってもらいたい料理ベスト10、テナ統計に、顔をだすかと思ったら、さにあらず。カレーライスや肉じゃがやオムライスなどと同等には、あつかってもらえなかったようです。

かわりに、子どもに食べさせたい料理、テナ統計の、常連のもよう。

と、いうことはですよ、肉じゃがなら、カレのオカーサンに対抗できても、キンピラゴボウでは、とうてい勝ち目はない、と、いうことでありましょう。

つまりは、アク抜きのあんばいやささがきなど、長年台所で培われた腕がモノ言う野菜がゴボウ、と、いうことなんでしょうかネ。

PIC_3543.JPG
もう少し何か植わっていてもいいかなあ、と。クリスマスのリボン
飾りぐらい欲しいです。

前菜は、野菜ポタージュ
主菜は、鶏ささ身のクリームソテー、カリフラワーとブロッコリーとマカロニ入りグラタン

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