立ち呑み日記・ラップサンド [ランチ]

「ラップ食べてみたいなあ」
と、13歳のムスメがマクドナルドの前を通りがかるたびにつぶやいていたところ、ラップ用パンがスーパーにあったので買ってみました。

ラップ、ただ今フランスのマクドナルドで鋭意売出し中なんです。

ホラ、クレープみたいな丸い薄焼きパンでレタスやらの具をロール状に巻いたサンドイッチ、日本ではスターバックスなどでおなじみのようです。

ラップサンドって、世界的に流行ってるみたいです。フランスではスーパーの冷蔵スナックコーナーにも、切り口も鮮やかに置かれています。

ぱくっと食べやすそう、ではありますが、
(いまひとつ食指が動かないなあ・・)
というのが、ワタシの正直なところ。

スーパーの冷蔵スナックコーナーといったら、いかにもまずまずしい三角サンドやら冷凍を解凍した貧弱なスシやらが並んでいるんです。

その末席に並ぶ代物の、どのあたりに期待がもてるというのか。

ラップは、メキシコのブリトーが起源だそうです。ブリトーは、トウモロコシ粉でできたトルティーヤの親戚にして小麦粉の薄焼き。

それが、メキシコ人も多く住み生き馬の目を抜くニューヨークで、見た目も美しくてつまんで食べやすく腹にたまるというので流行り、世界へ伝播していった。

東京ディズニーランドでは焼きそばをくるんだラップが期間限定で売り出されたそうで、これなどとおってもおいしそうです。

が、だからといって正調焼きそばパンを凌駕できる日は来るのか。

ワタシの買ってみたラップ用パン(6枚入り)、袋には食べ方のアドバイスがいろいろ書いてありました。

具はお好みで、マヨネーズなどの調味料も
「たっぷり入れた方がおいしいです」

ブリトー風にするなら、具をのせて下方を少し折りこみ、次いで左右を着物の襟(えり)を合わせるように重ねて、具が落ちないようにする。

ファヒータという温製料理にするなら、皿に広げた上に肉野菜とソースをのせる。

「スシパーティーはいかが」
という提案もあり、これは具をクルクル巻いて太巻き状になったところをひと口大に切り、ばらけないように楊枝をさす。

「それちっともお寿司じゃないじゃないの」
というお声も聞こえて来たようですが、寿司でなくてスシ、それもスシの「感じ」、ですからね。

デワ、ブリトー方式で、冷蔵庫のありあわせからチーズ、残り物の塩茹でいんげん、薄切りトマトとロケットサラダを広げてマヨネーズをかけまわしたところを畳んで、ぱくり・・・

・・・ウーム・・

具はあれとしても肝心の薄焼きパンに風味がまるでない。スーパーの大量生産品ですから当たり前ではありますが。

これなら、レバノン食材店などで売っているピダパンで巻くほうが格段においしいです。

このあたりがラップの伸び悩み点ではありますまいか。すなわち、アメリカ発だけあって土台のパンが大味な工業製品なのが否めない。

今後、ラップは、ピタパンやクレープなど既存の同様品を越えられるのか。

クックパッドにはラップ用パンを焼くレシピがさまざま紹介されているところを見ると、やはり自家製だととおっても美味しいのでありましょう。


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陽が少しずつ長くなってきました。ただ今18時です。

前菜は、トマトとさいの目エマンタールチーズ、ルッコラを添えてバルサミコをかけまわしたサラダ
主菜は、仔羊腿肉・鴨肉・牛挽き肉(すべて残り物)の電子レンジチン、いんげん塩茹で、スパゲッティペストソース




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