立ち呑み日記・バーガー台頭 [ランチ]
フランスでハムバターサンドがバーガーにこのままいくと凌駕されるであろう、
というフランス語の記事を読みました。
バゲットにバターごってり塗ってハムをはさんだサンドイッチは、スナック界のフランス代表といっていい重鎮です。
それが、アメリカ代表に国内首位の座をもぎとられつつあるというんですからおだやかではありません。
2015年1年間で消費されたハムバターサンドは12億3千万個で、消費された全サンドイッチの55パーセントにあたるのだそうな。
ところがその消費量は右下がりになっている。
代わってバーガーは11億9千万個、これは前年より11パーセント上昇。
「今後2年のうちにバーガーのほうが上回る」
と、マーケティング会社はみているそうです。
:2009年に書かれた記事もたまたま見つけたんですが、
「ハンバーガー1つ売れる間にサンドイッチ8つ売れる」
とのことで、
「フランスはサンドイッチのほうがバーガーより売れる世界でもめずらしい国」
と、同じマーケティング会社が解説しています。
それが、7年の間にここまでになってしまった。
ハムバターサンドはアメリカのビッグマック指数のように、毎年フランスの物価の指標に使われているのだそうです。
そのお株をバーガーに奪われてしまうのか。
なぜ、ハムバターサンドが凋落の道をたどっているかというと、値上がり、これにつきます。
同じ値段で、ファストフードに行けばお肉みっしりでほかほか温かいところが食べられる、となれば、つめたくカサカサしたほうを遠ざけるのは、自明の理ではないでしょうか。
ファストフードといえばジャンクフードのイメージでしたが、今やカフェなど昔ながらの飲食店のメニューにもバーガーは進出しています。
日本でもグルメバーガーと呼ばれ、2010年ごろから人気のようです。日本の価格帯は1000円から1500円、フランスもだいたいそれくらいです。
今やフランスの75パーセントのカフェ・レストランにバーガーがあり、そういった店の80パーセントが「売れ筋」と答えているそうです。
言われてみれば、以前ならカフェでお昼に
「ステーキは胃にもお財布にもちょっと重いわネ」
なんていうときにメニューを子細にながめ、
「あらバーガーがあるじゃないの、気が利くワ」
などと思ったものですが、気が付けばメニューにあって当然と感じるまでになっています。
ステーキもバーガーも同じ肉なのに何が違うの?
と、思われるでしょうが、違いますね。
ステーキは「主菜」ですから、カフェでこれ単品となると前菜を省いた中途半端感がつきまとう(一品だけ食べている人だってもちろんいるんですヨ)。
そこいくとバーガーは一皿で完結、さっと食べておしまいにできる。
昨今のフランス人は、従来のように昼食にたっぷり2時間かけるのではなく、安くてさっと食べられて満足いくものを好むと聞き及びますから、そのあたりにバーガー台頭の理由があるのかなあ・・
と、牛挽き肉買うのに肉屋で並びながらつらつら考えました。
うちの二匹もバーガーに目がなく、ハムバターサンドがお昼ごはんと聞こえてくるや言語道断と考えるクチです。
通りがかりにパチリ。この季節はセーヌ河の水面が上がります。
前菜は、野菜ポタージュ
主菜は、シュークルート(豚および仔牛のフランクフルトソーセージ・キャベツの酢漬け)、残りじゃがいものグラチネ、いんげん塩茹で
というフランス語の記事を読みました。
バゲットにバターごってり塗ってハムをはさんだサンドイッチは、スナック界のフランス代表といっていい重鎮です。
それが、アメリカ代表に国内首位の座をもぎとられつつあるというんですからおだやかではありません。
2015年1年間で消費されたハムバターサンドは12億3千万個で、消費された全サンドイッチの55パーセントにあたるのだそうな。
ところがその消費量は右下がりになっている。
代わってバーガーは11億9千万個、これは前年より11パーセント上昇。
「今後2年のうちにバーガーのほうが上回る」
と、マーケティング会社はみているそうです。
:2009年に書かれた記事もたまたま見つけたんですが、
「ハンバーガー1つ売れる間にサンドイッチ8つ売れる」
とのことで、
「フランスはサンドイッチのほうがバーガーより売れる世界でもめずらしい国」
と、同じマーケティング会社が解説しています。
それが、7年の間にここまでになってしまった。
ハムバターサンドはアメリカのビッグマック指数のように、毎年フランスの物価の指標に使われているのだそうです。
そのお株をバーガーに奪われてしまうのか。
なぜ、ハムバターサンドが凋落の道をたどっているかというと、値上がり、これにつきます。
同じ値段で、ファストフードに行けばお肉みっしりでほかほか温かいところが食べられる、となれば、つめたくカサカサしたほうを遠ざけるのは、自明の理ではないでしょうか。
ファストフードといえばジャンクフードのイメージでしたが、今やカフェなど昔ながらの飲食店のメニューにもバーガーは進出しています。
日本でもグルメバーガーと呼ばれ、2010年ごろから人気のようです。日本の価格帯は1000円から1500円、フランスもだいたいそれくらいです。
今やフランスの75パーセントのカフェ・レストランにバーガーがあり、そういった店の80パーセントが「売れ筋」と答えているそうです。
言われてみれば、以前ならカフェでお昼に
「ステーキは胃にもお財布にもちょっと重いわネ」
なんていうときにメニューを子細にながめ、
「あらバーガーがあるじゃないの、気が利くワ」
などと思ったものですが、気が付けばメニューにあって当然と感じるまでになっています。
ステーキもバーガーも同じ肉なのに何が違うの?
と、思われるでしょうが、違いますね。
ステーキは「主菜」ですから、カフェでこれ単品となると前菜を省いた中途半端感がつきまとう(一品だけ食べている人だってもちろんいるんですヨ)。
そこいくとバーガーは一皿で完結、さっと食べておしまいにできる。
昨今のフランス人は、従来のように昼食にたっぷり2時間かけるのではなく、安くてさっと食べられて満足いくものを好むと聞き及びますから、そのあたりにバーガー台頭の理由があるのかなあ・・
と、牛挽き肉買うのに肉屋で並びながらつらつら考えました。
うちの二匹もバーガーに目がなく、ハムバターサンドがお昼ごはんと聞こえてくるや言語道断と考えるクチです。
通りがかりにパチリ。この季節はセーヌ河の水面が上がります。
前菜は、野菜ポタージュ
主菜は、シュークルート(豚および仔牛のフランクフルトソーセージ・キャベツの酢漬け)、残りじゃがいものグラチネ、いんげん塩茹で
2016-03-10 07:17
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