立ち呑み日記・目玉焼きのっけ [ランチ]

本日、お昼ごはんのしたくをしながら、実に深淵な事象に気づきました。

エート本日のお昼ごはんはといいますと、半切りアボカド、目玉焼きをのせたソース焼きそばに塩茹でインゲンです。うちは学校が目と鼻の先なので、ワルガキ二匹がいったんお昼に帰ってきて食べるんです。

で、深淵な事象とは何かといいますと、目玉焼きなんですね。「目玉焼きがのっかるとB級度が増す」

卵といったらその昔は高級食材、今日だっておかずが一品増えるのと同じなわけでむしろ豪華感が増したっていいのに、いったいこれはどうしたことか。

残り物で作った肉無しカレーライスに目玉焼きをのっけたときもそうでした。すごーく美味しそう(じっさい半熟の黄身と混じったところがことさらにヨロシかった)な、見た目なのに、高級感からどんどん遠のいて行く。

お好み焼きなんかもそうではないでしょうか。あと、こないだのお昼にブロッコリーを添えたチーズ和えマカロニに目玉焼きをのっけたんですが、やはり一気にB級へと滑落しました。

目玉焼き単体がちっともB級でないのはみなさまご周知のところ。むしろ特A級です。

ちょっと想像してみてくださいナ・・

・・星がいつくもついたホテルに宿泊する幸甚を得たとする。コンチネンタルの朝食付きとしましょうか。

部屋に置いてある「ご宿泊のしおり」を開くと、ドアノブにかけておく朝食ルームサービス用の札が挟まっています。

コンチネンタルは、コーヒー・紅茶・ココアあたりからひとつ、オレンジジュース・トマトジュース・グレープフルーツジュースあたりからひとつ選んでいい。

この札をひっくり返してみると、アメリカンブレックファストの別料金メニューになっているんですね。

目玉焼き(1200円)
なんて、うやうやしい選択肢があるわけです。

ではせっかくの高級ホテル滞在ですから、本日は思い切って、目玉焼き、注文しちゃいましょうか。黄味の焼き具合は、半熟を選ばさせていただきます。

以上を記してドアノブにかけておくと、朝、お願いした時間に黒服さんがしずしずと、車輪つきテーブルごと部屋に運んで来てくれます。

白いお皿の上で湯気を上げている目玉焼きのなんと神々しいこと。

このお皿に乗っているのは、キッパリ目玉焼きのみ。千切りキャベツやらポテサラやらミカンの一、二ふさやらのつけ合わせの一ッ切ない、そっけないまで単体の目玉焼きです。

また、だからこその風格が、あるんですね。

しかしこれが同じ姿のまま家庭に入ってきたらどうでしょう。普段使いのお皿に、キッパリ目玉焼き焼きのみ。

(トマトなりキュウリなり何かしらつけ合わせないかしら)
と、冷蔵庫をあさることになります。

「目玉焼きだけがいい」
と、目玉焼きに目がないうちのワルガキなどは、焼きそばもカレーも「のっけ」をさほど喜びません。
「別のお皿にして、目玉焼きだけもっと、4こか5こ食べたい」

「だめです」
と、オカーサン(ワタシです)。「タンパク質と緑黄色野菜と炭水化物のバランスよく食べます」

かくしておかずに肉魚がちょっと足りないナという時に、うちは目玉焼きのっけとなるワケです。


P1000241.JPG
ふと見上げたら、空中自転車。パリは自転車人口増えてますが、留める場所は確かにむずかしいです。盗まれる可能性も高いし。

前菜は、なんちゃってワカモーレ(アボカドとさいの目トマトとレモン汁のペースト)、トマトサラダ
主菜は、牛挽き肉ステーキ、小カボチャのオーブン焼き、いんげん塩茹で
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