立ち呑み日記・たのしい土曜日 [ランチ]

土曜日に楽しかったことを、思い出してみようではありませんか。土曜日は、うーんと楽しかった。日曜日よりずーっと楽しかった。

なぜというに、翌日が日曜だから。日曜は、「サザエさん」が終わったら月曜のこと考えてないとなりません。

そこいくと土曜日は、「全員集合!」がある。「欽ドン」がある。「キイハンター」まで起きてても叱られなかった(後に「アイフル大作戦」「Gメン75」)。

土曜日は学校が四時間で給食もなく、四時間目のチャイムが鳴るとすぐさま掃除が始まります。そして帰りの会を経て、家路につく。

このときの、きゅうきゅうと目がまわりそうなお腹の空き具合が「土曜日ッ」という感じでしみじみよかったです。大人になると、あそこまでお腹空かせることってそうないんじゃないでしょうか。

帰り道に、友だちと肩を並べて何の話をしたもんだか。「しりとり」なんかもしたと思います。

「お昼オムライスだといいなあ」
なんて「夢」も語った。

「じゃあね」
と、曲がり角で友だちと別れて一目散に帰ります。

お待ちかねの昼ごはんは何だったでしょうか。ヤキメシ(だけ)、そうめん(だけ)、即席ラーメン(だけ)、などだったのではないでしょうか。

「ブロッコリーは残さず食べます」
と、今のオカーサン(ワタシなどです)が目を光らせるようには、当時のオカーサンはお昼ごはんにはそう神経をとがらせなかった気もします。

そもそもブロッコリーが出回ってなかった。

近所の「第一パン」で買って来たチョココルネとメロンパン(だけ)、なんてことも、ふつうにありました。

あのころのお弁当がだいいちポラ、お弁当箱の八割がたがご飯で、おかずちょびちょびだったですよネ。

忘れもしない、上野動物園にカンカとランランがやって来たころ、学校行事の関係で給食がなくお弁当の日があったんですが、級友の一人がご飯とおかずがお弁当箱に半分半分のお弁当を持って来たのでみんなでのぞきこんだものでした。このころを境に、お弁当はおかずの分量が増えて行きます。

子どもの空腹はあっという間に充たされ、さて土曜の午後いっぱい何するか。

エド・サリバンショーの再放送あたりを、まず観た気が、します。当然、自分が観たくて観るわけじゃないんです。オカーサンがテレビのチャンネルを合わせるから自然に目が行く。子どもにはそうおもしろい番組でもないんですが、だらだらとテレビにかじつきました。

「あーそーびーまーしょ」
と、やれうれしや昼ごはんをすませた友だちが呼びに来る。

このあとは五時まで、家の前の砂利道でゴムとびしたり、缶けりしたり、誰かの家でリカちゃんで遊んだり。

「月曜の宿題は今日のうちにやっちゃいなさい」
と、今日ビ、うちのワルガキなどは追い立てられしぶしぶプリントなどとり出しますが、ワタシは土曜日に教科書とり出したことなど、なかったなァ・・

・・・とまあ、遠い日に思いをはせながらいつものカフェテリアでワルガキの日本語学校を待つ土曜の昼下がりでございまする・・


PIC_0018.JPG
ずいぶん細く見えるなあとパチリ。

前菜は、トマトサラダ
主菜は、牛肉とにんじんの赤ワイン煮、蒸しじゃがいも、グリーンサラダ



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とんちゃん

チョココルネとメロンパン、私も好きでした。
穴の中のチョコをペロっと舐めるのが、無上のシアワセでした。
> ワタシは土曜日に教科書とり出したことなど、なかったなァ・・
いやぁ!そうでしたね。
遊んだりテレビ観てたりした記憶しかないです。

by とんちゃん (2015-01-26 12:32) 

ぐちぐち

ですよね。テレビばっかり観てました。
by ぐちぐち (2015-01-26 16:53) 

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