立ち呑み日記・お弁当の準備 [買い物]

スーパーがお昼でおしまいになる日曜の午前中、大急ぎでかけこんだら、レジに顔見知りのオトーサンが三人も連なって並んでました。

いずれも9歳のムスコのクラスメートのオトーサン。挨拶しながら、カゴの中を抜け目なく横目でのぞきこみます。

翌月曜日、近隣の森へ校外学習なんですヨ。方位磁石の使い方を習ったので、班に分かれ渡された地図で目的地へたどり着くのが課題です。

こういう校外学習の日は、学校から給食代わりのお弁当が支給されることが多いんですが、今回は、
「各自で持参してください」

お弁当すなわちおにぎり、と、打てば響くように日本人のオカーサン(ワタシです)は思うわけですが、
「おにぎりはやだなの」
という問題発言を、ムスコからあろうことか受けました。

なんとなれば、こないだ日本語学校の帰りに立ち食いしたサンドイッチがことのほかよろしかったのでそれが食べたい。

そのサンドイッチはバゲッドに鶏肉、薄切りトマト、レタスの一片がはさまっている平凡な、どこでも見かける代物です。

みとめましょう。似たような鶏肉と薄切りトマトとレタスのきれっぱしをマヨネーズでつないだバゲットサンドを、今回のお弁当の主軸に据えることにします。

そうと決まれば早めの手配が必要です。なにしろ日本と違い、日曜は食料品店がどこもお昼まで。

レジに連なっているオトーサン方のどのカゴにも徳用サイズのサンドイッチ用食パンが屹立しています。ワタシもこれですませられれば明日の朝ラクなんですが。

バケットは前日の買い置きだとパサパサになってしまうので、当日の朝7時半の開店時間と同時に、ふだんは行かないほうのパン屋へとびこむ算段です。

なぜふだんは行かないかというと、このパン屋のバゲットは外側こそカリッとしているものの、中がフニャフニャのスカスカ。

でもサンドイッチとなるとこういうバゲットでないと噛み切れないんですね。

「そう、いつも買ってるおいしいほうの店のバゲットじゃ、ダメ」
と、オトーサンのおひとかたに話しかけられました。

このオトーサンは愛する一人娘のため、台所にありあわせのバゲットでサンドイッチづくりを予行演習してみたところ、
「こんなの噛み切れない」
と、拒否にあったそう。

9歳というのはお弁当にあれこれ口出すとしごろなんでしょうかネ。

横目で観察したオトーサン連のカゴの中身はどれも似たりよったりで、食パンのほかにハム、小分けになったチーズ、ポテトチップス、ミネラルウォーターの小瓶。

フランス人のお弁当は、サンドイッチで腹八分までもっていきポテトチップスでおなか満杯にするみたいです。

小分けのチーズも小袋のポテトチップスもうちにまだあるので、水筒がわりのミネラルウォーターの小瓶とプチトマトをかごにとりました。

おっとマヨネーズ切らしてた。

いったん列を離れ急ぎで取りに行き、ついでに本日のお昼にするつもりでスパゲッティーのトマトソースもとります。

レジで支払いをすませ、やれやれ・・

・・と、ここで、肝心の鶏肉を買ってなかったことに気づき、大慌てで閉店間際の肉屋へ走りました。


P1020049.JPG
びっくりしたなあもう・・

前菜は、ミニアスパラ、ミニコーン、プチトマト
主菜は、フォーフィレ(牛ステーキ)、パフリカとナスのオリーブ油炒め、チーズ入りポレンタ

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