立ち呑み日記・マイ目覚まし [買い物]

ワルガキ二匹の目覚まし時計を買いに行きました。

「さあ起きる起きる!」
と、オカーサン(ワタシです)にやられなくとも今年から一人で起きる約束になったんです。

かわりにおのおの好きな目覚ましを買っていいことになったわけです。

と、いってもわざわざデパートまで行くのもあれなので、近所の商店街の時計屋さんにあるものから選びます。

最近は商店街にふつうの時計屋さんってめっきり見かけなくなりましたよネ。ふつうじゃないほうの時計屋さんなら、ファッション街に足をのばせば名店がいろいろありますが。

「ふつうじゃない」とはホレ、パテック・フィリップだのカルティエだのフランク・ミューラーだの、超一流の宝飾品のみを扱う高級店。

宝飾品で思い出しましたが、商店街の時計屋さんにも時計だけでなく、指輪が陳列されているものでした。

うちの近所では指輪ありの時計屋さんが一軒だけ頑張っています。が、あいにくこの日はシャッターが下りた
ままで、初仕事はまだ少し先のもよう。

二匹は「今すぐ目覚ましを鳴らしてみたい」気運が高まっていますから、そこが開くまで待たず近くの時計修理屋さんへまわることにします。

この時計修理屋さんは間口一間の小さい店ですが、オトーサン(ワタシのオットです)が古くから使っている竜頭(りゅうず)で巻く腕時計の修理やベルトの取り替えでしょっちゅうお世話になっています。

修理の傍ら、種類は少ないながら各種時計がショーケースに並んでいます。

間口一間に入ってみれば意外や意外、というのも失礼ですが、四、五人もの行列がおしくらまんじゅうしてました。

なにしろ時計修理はこの辺ではもうここだけですからね。

ご主人はベトナム人で、終日ベトナム語のラジオ放送を聞きながら、もくもくと作業しています。小さなふいごみたいなものでしゅっしゅっとほこりを払って、「はい出来上がり」

先頭にいた老紳士の左手首に腕時計が戻りました。お次は女子学生で、切れた金属ベルトの修理のもよう。その間二匹は最後尾でショーケースを見上げ品定めにこれ余念がありません・・

・・と、言っても平凡な文字盤の目覚ましが二種類と、ワタシが日々使っているようなデジタルの格安品がちょびちょびあるのみ。

11歳のムスメは紺色の平凡タイプ、9歳のムスコは白い正方形で何やらボタンがいくつもついたのが「カッコイイ」と、決まったようでした。

そうこうするうちに列がすすみ、ご主人がカウンターの向こう側から鍵をもって出てきて二匹が指さすものを出してくださいます。

その左手の薬指に、キラキラまばゆく光るイエローゴールドのごつい指輪のダイヤモンド。これまた意外な気がしましたが、時計屋さんと指輪といったら切っても切れない間柄ですもんね。

ご主人の指が動くたびにキラキラ、キラキラ・・

オカーサン(ワタシです)の目がくらみそうになっている間に、目覚ましの使い方が二匹に伝授され、2年間の保証書も手渡されたようでした。

ムスコの選んだのは時刻や温度や湿度までしゃべる時計で、盲人用に開発されたものだそうです。


P1010837.JPG
本日のパン。

前菜は、スモークサーモン、トマトサラダ
主菜は、舌平目ムニエル、じゃがいもピューレ、いんげん塩茹で


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。