立ち呑み日記・クリプレ [おとしごろ]
クリプレ、って、ご存知ですか?
恋人からもらいたいクリプレは何、と、いうような記事で知りました。なになに? と、よく読めば、クリスマスプレゼント、の、いかにも若者らしい短縮語。
ウキウキする気持ち、わかるなあ・・
いえね、まもなく8歳になるムスコおよびその仲良し連の男の子たちが、「アニ」「アニ」って、手慣れた感じにしょっちゅう言うんですヨ。
アニは、英語に直訳するとアニヴァーサリーのアニ、すなわち、「お誕生日」の短縮語。お誕生日になにもらう、お誕生会はどうする、ッテのは、彼ら人生最大の関心事ですからね。
「アニヴェルセール」が正式な、と、いいますか、フランス語で「誕生日」なんですが、心急くあまりそんな長ったらしいこと言ってられないワケです。
ワタシら世代もかつては若い女のコまた男のコで、さまざまな短縮語を、世慣れた風を気取って使いこなして来ました。
クリパ、なんて言いませんでしたか。
クリスマスパーティーのことですが、パーティー券を買って参加するタイプをおもにそう呼んだような気がします。
サークルなど仲間うちで、いつもの居酒屋ではなく、やや気取ったディスコなどを借り切ったクリスマスコンパが、クリコン・・・
・・・と、ふと思い出して検索してみたら、なななんと、われわれが使っていた意味での「クリコン」は、完全なる死語になっていた。
今日、クリコンといったら、クリスマスコンサート、の略。
我が世の華とばかりに、クリパに、クリコンにと浮かれたわけですが、クリスマスのプレゼントをクリプレとこう短縮し得なかったのは、なぜだったんだか。
ユーミンの、山下達郎の歌に感化され、クリスマスはカレシ(カノジョ)と過ごす、という風潮は、ワタシらの時代に出来上がったわけですが。
先の記事の中で、二十代女性がカレシからもらいたいクリプレは、
「サプライズはいらないから事前に聞いて欲しい」
「いっしょに買いに行きたい」
ユーミンを、山下達郎を聞きながらイヴを迎えた恋人たちはしかし、そんなふうには考えなかったのでは、ないでしょうか。
おのおのプレゼントしたいものをプレゼントした、ような気が、しないでもないです。
「はい、プレゼント」
「え、実はボクも」
と、不意をつく感じにプレゼントし合うヨロコビ、みたいなものが、あった(ような気がする)。しかもそのプレゼントは、高価なものよりむしろ、「カワユイ」ものが中心だったようにも思うんですが。
ミツグくんの登場は、あと数年待たないとなりません。
誰それ、という声がお若い方から上がったようですが、バブル期によく言われたミツグくんはカレシではなく、おもに高級ブランド品をホイホイ貢いでくれるだけの男。
別段欲しくなくても買ってくれるので、「あらそう」と気軽にもらっておき、後で質屋に流す(コもいたそうです)。
そのあたりから鑑(かんが)みても、クリプレ世代は、実に堅実ですネ。
耳が、痛そうです。
前菜は、カボチャのポタージュ
主菜は、鯖(さば)のムニエル、インゲン塩茹で、野菜入り炊き込みご飯
恋人からもらいたいクリプレは何、と、いうような記事で知りました。なになに? と、よく読めば、クリスマスプレゼント、の、いかにも若者らしい短縮語。
ウキウキする気持ち、わかるなあ・・
いえね、まもなく8歳になるムスコおよびその仲良し連の男の子たちが、「アニ」「アニ」って、手慣れた感じにしょっちゅう言うんですヨ。
アニは、英語に直訳するとアニヴァーサリーのアニ、すなわち、「お誕生日」の短縮語。お誕生日になにもらう、お誕生会はどうする、ッテのは、彼ら人生最大の関心事ですからね。
「アニヴェルセール」が正式な、と、いいますか、フランス語で「誕生日」なんですが、心急くあまりそんな長ったらしいこと言ってられないワケです。
ワタシら世代もかつては若い女のコまた男のコで、さまざまな短縮語を、世慣れた風を気取って使いこなして来ました。
クリパ、なんて言いませんでしたか。
クリスマスパーティーのことですが、パーティー券を買って参加するタイプをおもにそう呼んだような気がします。
サークルなど仲間うちで、いつもの居酒屋ではなく、やや気取ったディスコなどを借り切ったクリスマスコンパが、クリコン・・・
・・・と、ふと思い出して検索してみたら、なななんと、われわれが使っていた意味での「クリコン」は、完全なる死語になっていた。
今日、クリコンといったら、クリスマスコンサート、の略。
我が世の華とばかりに、クリパに、クリコンにと浮かれたわけですが、クリスマスのプレゼントをクリプレとこう短縮し得なかったのは、なぜだったんだか。
ユーミンの、山下達郎の歌に感化され、クリスマスはカレシ(カノジョ)と過ごす、という風潮は、ワタシらの時代に出来上がったわけですが。
先の記事の中で、二十代女性がカレシからもらいたいクリプレは、
「サプライズはいらないから事前に聞いて欲しい」
「いっしょに買いに行きたい」
ユーミンを、山下達郎を聞きながらイヴを迎えた恋人たちはしかし、そんなふうには考えなかったのでは、ないでしょうか。
おのおのプレゼントしたいものをプレゼントした、ような気が、しないでもないです。
「はい、プレゼント」
「え、実はボクも」
と、不意をつく感じにプレゼントし合うヨロコビ、みたいなものが、あった(ような気がする)。しかもそのプレゼントは、高価なものよりむしろ、「カワユイ」ものが中心だったようにも思うんですが。
ミツグくんの登場は、あと数年待たないとなりません。
誰それ、という声がお若い方から上がったようですが、バブル期によく言われたミツグくんはカレシではなく、おもに高級ブランド品をホイホイ貢いでくれるだけの男。
別段欲しくなくても買ってくれるので、「あらそう」と気軽にもらっておき、後で質屋に流す(コもいたそうです)。
そのあたりから鑑(かんが)みても、クリプレ世代は、実に堅実ですネ。
耳が、痛そうです。
前菜は、カボチャのポタージュ
主菜は、鯖(さば)のムニエル、インゲン塩茹で、野菜入り炊き込みご飯
2012-12-05 16:31
nice!(2)
コメント(2)
トラックバック(0)
そんな幻想まみれだったころがありましたね・・。
いい時期だったのか、荒廃していたのかしら。
by 式守錦太夫 (2012-12-10 00:04)
ひとときの夢、でしたね。
by ぐちぐち (2012-12-10 03:33)